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名古屋人は「キリンラガー大瓶」

2009-05-01 05:45:45 | 社会科関連情報
 前回で、中部地域経済の話に移りました。

 この地域(名古屋人)とはどんな地域なのでしょうか?真能さんは次のように言います。

 一口で言うと、「キリンのラガービールの大瓶が売れる地域」なのだそうです。

その理由は…

1 「堅実」

 ビールでは、大瓶が最も割安です。633mlで、310円ちょっと。
 缶は、350mlで220円ぐらい、500mlで284円ぐらい。
 1mlあたりでは、大瓶0.49円、500ml缶が0.57円、350ml缶が0.63円。
 おまけに、大瓶は瓶を返すと5円戻ってきます。名古屋の人は堅実なのです。

2 「濃厚」

 アサヒスーパードライと比べてみましょう。
 アサヒは、こくが少なく後に残らない弱点を逆手に「切れ味」として売り出し成功しました。
 それが若い人を中心にヒットした原因です。
 キリンラガーは、それに相対し、後にビールの風味が口の中に残ります。
 その濃さが味噌などのしっかりとした料理に合うのです。

3 「継続」
 この地区は、2世代、3世代同居率が高く、持ち家比率でも三大首都圏では一番です。
 昔ながらの三世代同居率は関東・近畿の2倍。
 生活保護率が東京、大阪、福岡の7分の1から5分の1。
 昔からの味を継続しているのです。

 この地域は「キリンラガーの大瓶」。

 何となくわかる気がしませんか?

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