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●この2つの四字熟語は、漢検漢和辞典では「類義語」となってますが、チト違うのでは・・・ま、類義と言えば類義なのかも知れませんが、言っている中身は正反対だと思うのですが・・・。
●「画虎類狗」:才能のないものが優れた人の真似をしてもかえって軽薄に陥ることのたとえ。
●「刻鵠類鶩」:立派な人を手本にして学べば、及ばなくてもなお善人にはなれることのたとえ。
●「後漢書・馬援伝」で、馬援将軍が2人の甥に宛てた親書の中に、両方の言葉があります。
*登場人物は馬援の親しい友人である、竜伯高(謹直の士として有名)と杜季良(豪傑・英傑として有名)・・・これら二人を引き合いに出して、2人の甥にどうなってほしいかを訴えている内容・・・。
●該当部分は、
「・・・竜伯高は、敦厚、周慎、口に択言なく、謙約、節倹、廉公にして威あり・・・
汝らがこれを効(なら)うを願うなり。杜季良は、豪傑にして義を好み、人の憂を憂え、人の楽を楽しみ、清濁失うところ無し・・・
汝らの効うを願わざるなり。
伯高に効いて得ざるも、猶、謹直の士と為らん。所謂、鵠を刻みて成らざるも、尚、鶩に類するものなり。
季良に効いて得ざれば、陥りて天下の軽薄士と為らん。所謂、虎を画きて成らず、反りて狗に類する者なり・・・」
●「画虎類狗」は否定的な使われ方、「刻鵠類鶩」は肯定的な使われ方ですね(^^)・・・でも、後者の方は、あまり使われないようですね。「アヒル」のイメージがあまり良くないのかも知れませんね。鷹にはなれなくても鳩ぐらいにはなれる・・・「刻鷹類鳩」ぐらいの熟語にしておけばよかったのに(^^;)これだと、「コクヨウルイキュウ」とでもなるのでしょうか・・・こんな四字熟語はありません(^^)
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