映画秘宝：HIHO

「イングロリアス・バスターズ」の特集だった。

衝動買いする。

わが師（勝手に決めてる）町山智浩がブラピにインタビュー。

本当に面白い。

インタビュアーしだいでその記事が面白いがどうかが決まるね。

サム・ライミ監督へのインタビューもまた面白かった。

新作「スペル」は原点回帰になるらしい。

「スパイダーマン」三部作できっちりと配給会社を儲けさせたから、

やりたいことをさせてもらえるんだなあ。

サム・ライミが凄いのは何年も前から、この映画の構想を暖めていて

現実が映画に追いついちゃったところだ。

（サブプライムローン問題をあつかっている。）

無理なローンを貸し付けられて破産して人生が狂ってしまった人や、

一行員としてそういった人間を突き放してしまった人たちの贖罪。

組織の中で職務を全うしただけの話で済むのか？いや、最後は

自分で決めて見捨てたのだから責任は我にありなのか・・。

体裁はB級ホラーであるが、核心は極めて哲学的だ。

それはそうと、このサム・ライミ監督は撮影現場にはいつも

ネクタイ着用のスーツ姿で現れるのだ。

尊敬してやまないA・ヒッチコック監督が必ずスーツ姿で現場に

来ていたことを自分もやっているのだ。尊敬の証として。

いい話だ。