FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

「縁切り死」

2018-09-19 16:42:44 | 雑感等々
昨夜のクローズアップ現代。

ゾッとして、切なかった。

____________

長年連れ添った夫婦はいつものようにショッピングモールで買い物していた。


ちょっとそこまで行ってくるからアナタ先に行っててと奥さん。


そこで蒸発。

数か月後…


そして警察からどこそこの街で飛び降り自殺があり…そして蒸発当日に飛び降りて。

そんなと…。言葉を失う亭主。

数日後見つかった紙の切れっぱしのようなメモ。

探さないでねあなた。お金がかかるから。

_____________

夫婦にはそこしか分からないことがある。

でもその亭主はいまだになぜか分からない。

もっと相談してくれればいいのにと嘆く。

いや信号は発していたかもしれないそれは分からない。

夫婦ってなんだろうと思う。

もともと他人同士が何十年も連れ添って生きていき死んでいくのだが。


…途中下車したから分からない。


役所に出す「婚姻届」「離婚届」の書類。年金手帳や社会保険等の類。扶養手当など社会福祉制度。

社会制度の縛り。それ以外の「心」の縛りとは。言い換えれば「繋がり」って。

父は言った。結婚しなさい。社会的信用がなくなるから。

考え方が正しい間違いとか古臭いとか今風とか棚に上げておく。

銀行にローンを組め。信用につながるから。だから一国一城の主になれという。持家を早く持てと。


五十一。ひとり。沢山の知り合いの夫婦子供たち家族の姿を俯瞰して見ています。

一歩引いた所で眺めている。

土台がグラグラしている。チョット気を抜けば一瞬で崩れていく。いや今は持っていない条件が揃ったら

即終わり。そんなものがごろごろある。家族崩壊一歩手前。秒読み開始一歩手前。

でも続いている。なんとか。かんとか。

おれが尊敬するのはそこ。順風満帆なんて幻想。だからグラグラでも手を離さずに一生懸命崖を登る。

諦めたら一瞬で終わる。経験で分かる。あ、もうダメかもと目をつぶりながら手を離さず雨風に二人で打たれている。

いや、出会いの形も無数だし別れの形も色んなだ。

これから夫婦の形。家族の形。概念が180度変わると思う。

それは時代の流れと社会のかたちはどんどん変わっていく。でも人間は変わらない。男と女。これも変わらない。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする