FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

夜間飛行は必要ない

2019-11-02 21:33:03 | 創作詩
「立冬」間近の土曜のそして土用の夜には、


冷たい秋風と




街の喧騒と



深夜ラヂオ放送が心地いい






ジェット・ストリームは終わった








乱気流に巻き込まれて









匙を投げたパイロット






祈り続ける





乗客ら







でも






もう



お終いさ







そして






夜は甦る












城達也なんか



知らないぜ




















・・・・

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血まみれのマリ

2019-11-02 20:32:47 | 創作詩
ブラッディ―マリー


香りに癖のないウオッカとトマトジュースとタバスコ割り

俺を虜にして




30年以上


なぜこれを?



そう君は聞く







答えは単純





次の朝に残らないからさ






血だらけ血まみれの





俺の女   




真理





生身の女は



もういらない






愛と幻想と酒の煙となった




生身は嘘つき





煙は本物





お前だけが俺を捨てない





朝のベッドのお前の残り香が





トマトとスパイスの妖精





俺の涙はやがて血に昇華する













・・・・・・・・・おわり

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