社長には内緒だがいつかバレるだろう。
酒飲んでうちに帰るの面倒くさいとなったら
会社に泊まるのだ。
セコム担当へ事情話して泊まらんと警報が鳴ってしまうので注意が必要。
当たり前だが。
酒で頭がオカシクなってるのか真っ暗にした社内で
酒飲みながらキーボードをかしゃかしゃやってる時の
開放感がいい。
何が落ち着くのか。
真っ暗な社内の窓から漏れてくる街の光が朧に入ってくると無性に落ち着く。
あれは何かなと思い出したことがある。
昔よく新宿プリンスホテルに泊まると決まって遮光カーテンは半分開いたままにしている。
寝ると音はしないが歌舞伎町の活気が夜光となって差し込んでくる。
その夜光に照らされて明滅している天井を眺めながらベッドで寝っ転がって
いると落ち着くことが分かった。
街の喧騒やネオンの光が微かに部屋に入ってくるのがいい。
気分が良ければ備え付けの冷蔵庫から缶ビールを出して寝転んで飲る。
横浜のホテルではオーシャンビューではなく街側を取っていた。
シドニー・シェルダンの本の題名がいつも思い浮かぶ。