FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

わたしは思い出す

2022-10-06 22:52:36 | 創作詩
現実。


虚構。



境目は、誰かにジャッジしてもらいたい。



眠れなくとも、思い出したい。




食べられなくとも、思い出したい。




聖書を持ち直したい。



落とした聖書を。




その、草むらから拾いなおしたい。





擦り切れた、フイルムを見つけて、一人で観たい。




家族は出ている。外に。


夏休みは終わったの。


新学期はいつの間にかに、始まって。




冷たい風が、刺さって、時計が歪む。




でも、心地がいい。






情報が五月蠅くて。








耳が疲弊している。




休ませてほしい。






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Child in Time

2022-10-06 22:05:26 | 創作詩
思い出したくもない、悲しい思い出と共に。


ろくでもない、人生と、バラードと、カップ一杯のお酒と。


擦り切れた音の裏側に、アナログのスピーカーから挑発してくる影の音。

眠りたくとも眠らせない。




濡れたアスファルトの道で、吐いて、吐いて、涙がこぼれて。




安ホテルに、戻りたくても道が分からない。




どこにいても、どこにいなくても。



肉体も涙も思考も、相変わらずある。




耳から離れないあの音階も、今は思い出せない。







親の顔も、初恋のあの人の顔も。





オレはオカシクナッタノカ。




キチガイになったのか。





なのに、刺すような秋の夜風が、おれを正気にさせる。







子供。




イノセントな空間。




そこには入れない。




でっぷり太った大人には用はないのさ。




空間は、残されていない。








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薄いタオルケットがいる夜に。

2022-10-06 21:29:47 | 創作詩
昼間は、ちゃんと仕事して。


夜にはベロンベロン。いいじゃないの。


ちゃんとしているよ、この人は。


だって、ラウンドミッドナイトは夜の特権。



昼間は、ちゃんとしているよ。




全然、許せる範囲だよ。




一滴でも舐めない、昼間は。それがまともな男。




それの区別が付きにくい世の中。




つまらなくて、退屈な世の中に。





魅力的な夜は、もう帰ってこないよ。





艶やかな、夜は。





お子様ランチの、この世では、望めないね。






価値のない、とは言わないが。



つまんないね。



おれは皆とは行かないよ。



時間の無駄だよ。





みんなはオレのことを、何様だというけども。






嫌だね。




本当に、嫌だ。




気分よくいきたい。生きたいよ。

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秋の夜長の、その柳の下に。。。。。。。

2022-10-06 21:08:15 | 創作詩
酒を先に。

食い物よりも先に。


胃袋に余計なものを入れるなよ。



汚せよ。清めよ。


芝生上に、灰の骨と。





石のそれと。



家族を寝かせて、一人で密かに行く。





墓参りは、面倒くさいぜ。



でも、秋風がおれを慰めてくれる。




なら、やってやろうよ。




今日は、雨が強くて火がつけられない。




ならば、墓石の前で、酒を酌み交わそうよ。



ご先祖の爺さんと婆さんと、お花は買いたてだぜ。









カンタループ。





カンタループ・アイランド。












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