FREAKY 13 DEAKY

酔いどれの誇りと踊る熊へ

ゴッサムシティより愛をこめて

2021-06-09 18:12:11 | 創作詩
国の予算が取れずに

公共サービスが行き届かなくなる街。

失業者で溢れかえる中心街。


次々とシャッター商店街。

落書き、暴力、怒声、酒瓶の割れる音、音、音、悲鳴

本日、日経夕刊一面。

「米富裕層、税金ほぼ払わず」

お馴染みの名前が連なる。


案の定ーやっぱりそうか=すべてを鵜呑みにしないがほぼ合点がつく。



底辺層が広がっていく国=世界




下の下はナリフリ構わず生き残りをかけ押しのけ合って蜘蛛の糸を探す。



真実と嘘が交錯する回線。



0と1。デジタルの海の中で生身の息を感じ取ることは可能なのか。

町内放送で繰り返される緊急事態宣言。


皆先を急いで気にも留めず。


蜘蛛の糸を探す。



糸はない。


ダークナイトは現れない。



駅前広場には、踏みつけられた度数の強い飲料缶が転がっている。




叫び声が走る。



美しい街。



千切れ切った私。


風がぬるい。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


谷川俊太郎訳「よりぬきマザーグーズ」にヒントを得て






この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自意識が邪魔をする | トップ | All In My Heart »
最新の画像もっと見る

創作詩」カテゴリの最新記事