ナニ気に手に取った本です。
買って読み始めたら、寝不足になってしまいました。
大藪春彦「野獣死すべし」とはまったく似て非なるもの。別物とは重々承知してます。
しか~し、なにかそれを彷彿させてしまう、登場人物の孤独感(主人公だけでない…)無常観みたいな匂いが
そこはかとなく漂ってきます。
大学生だったころ、彼女もできない燻っていたころに読んだ「野獣死すべし」を思い出すと同時に
その時の自分のダメさ加減の感触が甦ります。
拳銃というモチーフがとても自分の好みに合っていることは間違いないです。
孤独/拳銃/権力/全能感/独白/犯罪/自由/破滅/救済/復活
嵌(ハマ)ると抜け出せなくなります。