バキバキの論客だし外務省で培った超絶的文章の読み込み力は神業になっている。
実力から裏打ちされた理論も思考力もそれだけをピックアップしてみると唯物論者に見えるのだが、
このひとの文章や昨日の話しからときどき「第六感」や「勘」といったものの重要性を問う匂いが
そこはかとなく漂ってくるのだよ。
科学的思考や論理の組み立てをがっちりやっているとその先に理屈では収まりきれないことが
世の中には沢山あるんだよ、と教えてくれるような気がしてくるのだ。
それはあたかも山口敏太郎氏が超常現象と言われているものを調べると99%はマガイモノだということが
判明されるのだが、残りの1%はどうしても「本物」としか考えられないのがあるという説に近いと思った。
佐藤氏はクリスチャンだから祈りの話しもエッセイで出てくる。
呪術のことも読んだことがある。
このあたりがとても面白いし、実践的な知識になるものもあったりとホンド凄い人だなとつくづく思った。