日本の問題と解決策を考える

一石五鳥の地球温暖化防止策を考える
 
日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

日中戦争と日米戦争  

2013-08-14 13:22:24 | 日記

★1937年からの日中戦争で日本は個々の戦闘で勝ち続けたけれど、それゆえなおさら中国を支援する側の米英との対立が深まり、石油や天然ゴム等の経済封鎖を招きました。

★その窮地を日本は中国侵攻を止める方向ではなく、石油や天然ゴム等の資源がある南方(東南アジア)進出に掛け、真珠湾奇襲攻撃という形で対米戦の火ぶたを切りました。

★米英仏蘭も多くの国をそして東南アジア諸国を植民地にしていた古くからの帝国主義国でしたが、日本は新興の軍国主義の強い帝国主義国として、朝鮮の植民地支配・満州国支配にあきたらず、中国奥地まで侵攻し、米英にまで無謀な戦争を仕掛けたのです。

★「自虐史観は日本人の誇りを失わせる」などと主張して、侵略戦争指導者たちの論理や宣伝文句を肯定し、この明々白々な歴史的事実を認めない=反省しない人たちが政権を取りました。 

集団自衛権を行使できるように憲法解釈を変えたら、その後に米国主導の多国籍軍に参加要請された時、「日米同盟命」の自民党政府は派兵を断わるでしょうか?

憲法を改悪したらなおさら・・・

 


8月15日に思うこと  

2013-08-14 11:31:09 | 日記

★先の大戦では日本の被害も凄まじいし、近隣諸国へ侵攻して与えた被害も凄まじいものでした。  

侵略戦争の下では、戦闘以外にも、「これが人間のやることか!」という余りにも非人道的なことが、次々に行われました。

その中で日本独特の「大日本帝国軍人は生きて捕囚のはずかしめを受けず」という東条英樹らの戦陣訓に基ずき、負けて撤退するときに、歩けない傷病兵を「自決」に追い込んだり、青酸カリなどで毒殺するなど、味方の人命も奪いました。

沖縄戦で敗北した時も同じ洞窟に身をひそめていた民間人にまで手りゅう弾を渡して「自決」を求めました。

日本人の命も粗末に扱う思想の軍隊は他国の人たちの命も軽視しました。

降伏を耐え難い恥辱と考え、戦力がほとんど無くなってからも、、「1億玉砕」を唱え、広島・長崎の原爆投下・ソ連参戦まで降伏を遅らせてしまいました。

「日本人の誇り」とか「日本軍人の誇り」とか言っても、その内容を誤って・・・国益を損ね、人命を損ねた、 またむしろ「日本人の恥」となる行動に至った・・・ということをしっかり教訓としなければならないと思います。