★福島原発の汚染水・・・地下水だけでなく、次の津波で大量流失の危険の危険有り!
福島第一原発の故吉田所長は「一番怖いのは次の津波だ」と言っていたそうですが、私もそう思います。
福島を次に襲う可能性のある津波としては地震学者たちの研究で房総半島沖のプレート境界型大地震が想定されています。
また福島沖のアウターライズ地震も想定されています。
これは敷地包囲型の大堤防を築かないと防げません。
・・・下記は参考資料の一つ・・・
▼津波を引き起こしやすい “アウターライズ地震”
THE PAGE 10月27日(日)13時25分配信
今月26日午前2時10分ごろに起きた福島県沖を震源とするマグニチュード(M)7.1の地震は、一昨年の東日本大震災以来この海域で心配されていた「アウターライズ地震」であることが分かった。
日本海溝の東側で起きたこのタイプの地震は、震源が陸から離れているため震度は比較的小さいが、過去にも大津波を引き起こしている。
幸いにも今回観測された津波は小さかったが、今後も同タイプの地震および、それが引き起こす津波の発生が予想されるため、“長い揺れ”を感じた時はとくに注意は必要だ。
■津波の規模も大きくなりやすい”アウターライズ地震”
気象庁や地震の専門家らによると、アウターライズ地震とは、陸側のプレート(岩板)の下に海洋プレートが潜り込んでいる海溝の外側(アウター)で起きる地震のこと。
その場所では、動いて来る海洋プレートが海溝下の陸側プレートとの境界面でブレーキがかけられ、盛り上がった地形をしているために「アウターライズ」(海溝外縁隆起帯)と呼ばれている。
東日本沖の日本海溝では常に、陸側の北米プレートの下に海側の太平洋プレートが潜り込んでいる。
それに引き込まれていた北米プレートが耐えられずに一気に跳ね上がったケースが、東日本大震災を引き起こした“プレート境界型”の大地震(M9.0)だ。
地震はそれだけでは終わらない。
今度は、プレート境界でのブレーキがはずれたために、太平洋プレートの潜り込みがスムーズとなり、運動方向が水平から潜り込みに転じる曲がり角(アウターライズ)では、潜り込むプレートに引っ張られるような形で断層(つまり地震)が発生しやすくなる。 これが今回のアウターライズ地震だ。
アウターライズ地震の特徴は、岩板が引っ張られて起きる“正断層”型の地震であり、東日本大震災を引き起こした地震のような両側からの圧縮による“逆断層”型の地震よりも、上下方向の断層のずれが大きいことだ。
このため津波の規模も大きくなる。さらにプレート境界型の地震の後に、時間差はあっても、引き続いて発生しやすいということだ。
■最大震度5で大津波を引き起こした「昭和三陸地震」
過去に起きたアウターライズ地震としては、1933年の「昭和三陸地震」(M8.1、1896年の明治三陸地震〈M8.2〉の37年後)、「2007年千島列島沖地震」(M8.2、06年千島列島沖地震〈M7.9〉の2カ月後)、12年の「スマトラ島沖地震」(M8.6、04年のスマトラ島沖地震〈M9.1〉の8年後)などの例がある。
とくに昭和三陸地震は最大震度5だったが、大津波によって3,000人以上の死者・行方不明者が出た。
■震度4でも6~10メートルの津波発生の可能性も
2011年3月11日の東日本大震災では、地震発生から約40分後の午後3時25分に発生したM7.5の余震や、同月22日に発生したM6.7の余震がアウターライズ地震とみられるが、その後は発生していなかった。
東日本大震災の地震(2011年東北地方太平洋沖地震)の震源域は、日本海溝の西側(陸側)の岩手県沖から茨城県沖までの南北500キロメートル、東西200キロメートルの範囲であり、対となるアウターライズ地震の想定震源域もまた広大だ。
気象庁は「M8級のアウターライズ地震の場合、震度4や5弱でも津波は6~10メートル以上となる。揺れが小さくとも、警報が出たらすぐに避難してほしい」と呼びかけている。
(文責/企画NONO)