★大村智氏と梶田隆章氏の偉業とノーベル賞受賞に感激!
大村氏(北里大)は土中の多種の微生物を地道だが効率良くチームで調べ、26種類の薬の開発を指導されました。
中でも寄生虫を駆除できる優れた抗生物質「エバーメクチン」を発見し、米国の製薬会社メクル社と共同で寄生虫感染症の特効薬「イベルメクチン」を開発されました。
まず動物薬として開発し、牛・豚・馬・犬などの薬としてピ-ク時には年1千億円、これまでの累積販売額は2兆円近くになるそうです。
その間に、ほとんど副作用が無く、人間の寄生虫感染症にも良く効くことを実証し、人の薬としても承認を得ました。
アフリカや中南米、中東の一部で失明の危険もあるオンコセルカ病や腫れ上がって象の様な足になるリンパ性フィラリア病(以前は14億人が感染)の治療や予防のために、年3億人,延べ11億人に無償提供しています。
動物薬として大きな利益を得たこの製薬会社も最も貧しい地域の人々に「無償で」「革命的な治療法」をもたらして多くの人々を救っている・・・ということを知ってすばらしいと思いました。
また、こんな話は受賞前でも、もっと多く報道されたら良いのに・・・と思います。