★中国経済のバブル崩壊の影響は大きい➡17年に消費増税すると日本経済は悪化
今年の1月初めから中国の製造業の指標となる数字が悪かったということで上海株の暴落に始まって世界同時株安になりました。
それは株式市場が世界経済への今後の悪影響を心配したからです。
また原油安そのものは日本経済に非常に大きくプラスしていますが、産油国の消費が減り、財政が悪化し、オイルマネーも株式や金融の市場から引き揚げられるなど、世界経済にはマイナス面も出てきます。
そんな時に、再度の消費増税➡内需低迷・・・は日本経済にとんでもなく打撃になるでしょう。
食料品だけ税率据え置きといっても、デフレ圧力は防げません。
悪い循環の始まりになってしまうでしょう。
・・・以下に私の昨年8月26日を再掲します・・・
★中国経済はすでに「マイナス成長」か?
中国当局の発表するGDPの成長率は7%だが、中国のGDP統計はあてになりません。
相手国があるので、そう簡単には誤魔化せない輸出入統計でその数字をみると、今年1月から7月までの中国の輸入は前年比14%も減少しています。
鉄道貨物輸送量も14%近く減少しています。
通常GDPが伸びているときには、輸入も伸びます。
輸入が前年比10%以上も減少しているときに、GDPがプラス成長ということはまずあり得ないのです。
リーマン・ショック後の2009年、アメリカのGDPは3%程度減少し、輸入も15%程度減少しました。
今の中国の経済減速は、リーマン・ショック後のアメリカと似ている状況と推測できます。
そんなとても増税を行える環境ではない中で、もし安倍政権が「約束だから」と2017年の10%への消費再増税を実施すれば → ダブルパンチで輸出も消費も雇用も減って、長期の酷いマイナス成長になり、日本経済は沈没してしまうでしょう。