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日本の真の活性化を考える  吉川忠雄

★「民主社会主義者」を自称し、「格差是正」」「富裕層増税」を訴えるサンダース候補が善戦中

2016-03-30 19:20:49 | 日記

★「民主社会主義者」を自称し、「格差是正」「富裕層増税」を訴えるサンダース候補が善戦中

     米国民主党の大統領予備選で)

3月26日には西部ワシントン州、アラスカ州、ハワイ州で圧勝!

 指名獲得に必要な代議員数ではクリントン氏がリードを維持し優位は変わらないが、サンダース氏は3月22日に別の3州のうち2州を制したばかりで、若者などの間で依然根強い人気を示しました。

 アラスカ州では約8割、ワシントン、ハワイ両州ではそれぞれ約7割を得票。サンダース氏は26日、中西部ウィスコンシン州で演説し「私が指名を得られないとか、本選で勝てない・・・とは誰にも言わせない」と述べました。

党有力者らで構成する特別代議員を含めクリントン氏は1712人、サンダース氏は1004人を得ています。

「皆さん、0.1%の人がその他の90%の人を上回る富を所有しているのは公正ではありません。

経営者が労働者の500倍を超える報酬を得ているのは公正ではありません。

この国最大の金持ち20人が、この国の底辺半分の人々の合計より大きな富を持っているのは公正ではありません。

そこにもっと課税し、大企業の租税回避地(タックスヘイブン)を経由する課税逃れの取り締まりを強化すれば財源は生まれる。

その税金でもっと公正な社会を作りましょう!

国民総保険、公立大学の無償化、戦争のない社会を実現しようじゃありませんか!」

 社会正義や公正さ、環境保護、そして反戦。

政治は弱い立場の人のためにあるとの主張に孫のような世代の若者たちが熱狂し、大学生の85%はサンダース支持とも言われます。
 サンダースはナチスに家族を殺されたポーランド系ユダヤ人移民の子です。

学生時代はベトナム反戦運動の闘士であり、2002年のイラク戦争に反対した数少ない議員のひとりでもあります。
 こんな一貫した筋金入りの姿勢が多くの若者、労働者、またインテリ層の共感を呼び起こし、これまで政治に関心のなかった人々、政治に絶望していた人々を含め広がっており、「サンダース現象」と呼ばれています。

アメリカ人の価値観に大きな影響を与え始めています。

たとえ今回は大統領になれなくても、ヒラリー氏の政策に大きな影響を与えるでしょうし、同様の考え方の若い議員が次々当選するようになってくるでしょう。


★富裕層や大企業ほど実質税率が低くなるカラクリ税制を大改革せよ!

2016-03-30 16:03:01 | 日記

★富裕層や大企業ほど実質税率が低くなるカラクリ税制を大改革せよ!

「税収を増やすには消費増税しかない!」という主張にだまされるな!

所得税率は最高で4,000万円以上で所得税率45%(100億円でも同じ)なのですが・・・

分離課税のため、たとえば大株主(資本家など)で配当収入10億円以上だといくら高額所得でも、役員報酬が1億円程度なら所得税率は20%ちょっとにしかならない!

それが累積して蓄財され、極端な財産格差になって行くのです。

配当収入などを分離課税としているのを改め所得を1本化し、総額に所得税率をかけるようにすべきです。 

それに、たとえば5億円以上は50%ぐらいにはすべきです。

 また、法人税の法定実効税率が32%だと言っても、巨額な利益をあげている大企業の中には税金を控除してもらえる方法を駆使して、実質法人税率が十数%という企業も少なくありません。 

それなのに安倍政権はこれを段階的に20%台に引き下げて行くと決めました。

今、日本国民の実質所得は下がっている一方、日本の大企業は史上最高の内部留保(3百数十兆円=国家予算の4倍近く、GDPの6割5分程)を抱え、更に史上最高の利益を上げているというのに・・・

そんなに財政不足というなら!・・・法人税率を維持し、法人税の各種控除を廃止すべきです!

注)法人税の実効税率

 法人税の実効税率とは、企業の利益に対する法人税、法人住民税、法人事業税の実質的な負担率のことをいいます。
法人税の実効税率は、{法人税率×(1+住民税率)+事業税率}÷(1+事業税率)で計算されます。
この法人税の実効税率は、34.62%ですが、平成27年4月1日から平成28年3月31日までは32.11%、平成28年4月1日から平成29年3月31日までは、31.33%に引き下げられます。