★「日本会議」で「文教族」の自民党議員2名が文科省を使い中学校の活動の個別の内容に圧力!
文部科学省が名古屋市教育委員会に、前川喜平・前文部科学事務次官の中学校での講演内容について報告などを求め、録音データ提供まで求めた問題で、愛知県の大村秀章知事は19日の記者会見で「常識外れで、開いた口が塞がらない」と文科省を強く批判した。
大村知事は「問い合わせはしつこく、非常識な文面は圧力以外の何物でもない。文科省は事実関係を明らかにするとともに、関係者の責任を問うべきだ」と述べ、問題の糾明を求めた。
この問題では、市教委が文科省に質問の意図を問い合わせる考えを示している。大村氏は「市教委の対応に敬意を表し、全力でサポートしたい。オール愛知で守っていくべきだと思う」と評価した。
大村氏は、「教育は不当な支配に伏することなく公正に行われなければならず、学校活動の個別の内容に国が口を出すのは控えるべきだというのが、戦後教育の基本ではなかったか」と指摘した。
★上井校長は約3年前に前川氏の講演を聞いて感銘を受け、今回の講演を依頼したという。
「(前川氏は生徒を)とても勇気づけてくれる方だ」と講演は適切だったとの認識を示した。
「(前川氏が天下り問題に関与した)過去の行為とは切り離して考えた」と説明した。
★文科省が市教委への質問を事前に自民党の池田佳隆衆院議員(比例東海)に見せ、池田氏の意見を参考に一部修正していたことが分かった。
林芳正文科相によると、自民党の赤池誠章参院議員(比例)も、前川氏の講演について文科省に照会していた。