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原発無しでも、発電能力は不足しない・・・名大・高野准教授

2011-07-09 07:43:13 | 日記
7/7のモーニングバードの「そもそも総研」で放送された物をインターネットで見ました。

それを紹介します。

高野雅夫・名古屋大学・准教授が経済産業省の資料にもとずいて試算。

※試算の資料は、『電源開発の概要 54 平成22年度(2010)』
編:経済産業省資源エネルギー庁・ガス事業部(¥3,150)


関西電力は、去年並みの暑さで原発を全部止めたとしても7.9%の余力がある!

これは、各電力会社から経産省に届け出ている発電能力(原子力に関しては、今動かしているものだけ)で計算した数字に卸電力事業者の発電能力をプラスした数字だ。

そして、東電はなんと6207万kW!

需要予測に対してプラス11.4%の余力で節電全く必要ないです。

昨年並みの暑さになったとしたら、余力は3.3%。

ということは、節電の必要はあってもほんの数日!

これを説明してくれている名古屋大学の高野雅夫准教授も言っている。

「やっぱり電力会社としては最大限の努力をしてもらって、夏のピーク時にはフル稼働。すべての火力発電なんかもフル稼働出来るように当然努力するべきだと思いますね。

もし、それができないのであれば、そのことについて詳細に消費者に対して説明するべきだと思うんですけどね。

それなしに、電力が足りない足りないっていうのは、これはやっぱり原子力がないと電力が足りないよということを印象付けるための一種の世論操作だと言われても仕方がないと私は思いますね。」

橋下大阪府知事は「いま本当に危ないのは『電力が足りないから原子力だ。このままだと産業が全部海外に逃げていく』、こういう脅し、ボクらの世代はこういう脅しに乗っちゃいけませんね」と主張する。


原発のことではこれまで私を含めて国民の多くは散々騙されて来ました。

「日本の原発は地震が来ても絶対安全」とか「コストが一番安い」とか「未来のエネルギ-は原発が中心」とか・・・

そしてその神話が崩れ、信用されなくなった今、電力会社と経済産業省は「電力が不足するから原発はやっぱりどうしても必要だ! 原発を止めてしまうと計画停電が必要になる! 電力料金も大幅に高くなる!」と盛んに喧伝しています。

これらはもっともらしい理屈ですが、全部裏に大きなウソが隠されています。 

我々はもう二度と騙されてはいけない!と思います。


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