フランス国立保健医療研究所がギニアでの臨床試験の中間解析結果を2015年2月24日に発表

富山化学工業(富士フィルムグループ)が開発したインフル等のウイルスの増殖を阻害する治療薬=アビガン錠を投与した80人の解析結果。

投与治療開始時、体内のエボラウイルスが中程度からやや高い患者に対しては、栄養や水分を与える基礎治療に比べ、致死率は30%から15%に半減した。

一方、ウイルス量が非常に高い重症患者には、高い致死率を下げられなかった。

高容量で10日投与されたが、副作用は見られなかった。

・・・アビガン錠はウイルスを殺す薬ではなく、増殖を阻害する薬なので、ウイルスが増えすぎた後では遅すぎる・・・と考えられます。

したがって、早期投与がとりわけ重要と考えられます。

早期量産可能な飲み薬なので承認薬となれば多くの患者への早期投与は可能になるはず。

また厚労省の専門家会議で日本国内で患者が発生した場合は「アビガン」を臨床研究の枠組みで使用する方針を確認しました。