武漢市長の周先旺は1月26日のCCTVのインタビューで、情報を適時に公開できなかったことについて 「法律の規定によって国務院保健管理部が感染症の特定をすることが必要であり、その後でなければ武漢市長として情報開示できなかった」 という主旨の発言をしたという。
「多くの人には理解してもらえないだろうけど」と発言し、対応の遅れなどは中央に責任の一端があることを示唆したらしい。
周先旺市長によれば、1月20日の国務院会議で、武漢の肺炎を一類伝染病に指定することが決定された。
この決定によって地元政府が責任を負うことになり、市としての具体的措置をとることができるようになったという。
▼これは・・・緊急事態でも、中央で正式に決定されないと、分かっていることだけでも発表して市民に注意喚起をしたり、行政や衛生・医療関係者に対策喚起をすることが出来ない・・・というとんでもない中央集権型官僚主義に縛られているということを示している。
同時に、中央が感染症問題でも余計な政治的配慮をしているか、感染症対策で酷く能力不足であるかを示している。
また、1月20日まで中央が意図的に情報隠蔽をしていた可能性もあることを示している。