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気になる事  blueのためいき

日々気になる事を記します。共感してくださる方もそうでない方もちょっと立ち止まって考えて頂ければ、うれしいです。

武田邦彦氏のブログ 2009.10.21より  風力発電のこと

2011-04-21 17:00:39 | リンク
http://takedanet.com/2009/10/post_bcd6.html
風力発電にみる専門家の責任
デンマークは風力発電が盛んで,日本の報道を聞いていると,かなりのエネルギーを風力発電でまかなっていて,地球温暖化の原因になるCO2を削減していると言う.

私は温暖化になっても良いことが多いのではないかと考えているが,世間一般は温暖化を防止する国は環境先進国と言っている。

日本人は自分の頭を使って考えると言うより,「みんなが言っていることに逆らいたくない」という同調型の民族だから,マスコミの報道通りの考えになってしまう。

・・・・・・・・・

ところで,

デンマークのエネルギー事情をOECD-IEAというデータを正確に出している機関のデータを見てみると,2006年の統計では,風力発電が約6ギガワット時,で電力全体が46ギガワット時だから,おおよそ13%である.

また,石油や石炭のようなエネルギー全体の内,電気として使うのは国によって違うけれど,だいたい全体の約3割だから,デンマークの風力は4%程度,つまり全体の25分の1ぐらいだ.

「デンマークの風力発電」ということで,それが,エネルギー全体の25分の1ということは,日本人に正しく伝わっているだろうか?

そう思ってネットで風力発電を調べると,「今年は何倍になった」ということしか書いていない.また風力発電のCO2削減量は「・・・がこういっている」というものばかりで,どうも自分でシッカリ計算していない.

計算しても風力発電に使用する鉄鋼を製錬するときのCO2は計算していないようだ.

・・・・・・・・・

専門家というのは,ただしい情報を伝達することが第一で,もしその専門家に自分独自の考えがあれば,データを正しく示した後に「風力発電は大切だ」と書くことが大切だ.

社会が複雑になって,普通の人が全てのデータを良く知ることは不可能だから,専門家が発信することは正確でなければならない.

まるでデンマークという国は風力発電でエネルギーをまかなっているような誤解を与えてはいけないし,まして世界では風力発電は0.1%もないようだ.

・・・・・・・・・

だからといって,風力発電が有望ではないと言うことではない.デンマークより日本の方が先進国だから,デンマークが風力発電をやっているかどうかは日本の参考にはならない.

なにしろCO2の排出という点では日本は「もっとも先端」にあり,ドイツなどは日本より遅れている。アメリカは全然ダメだ.

それなのに日本の専門家は,アメリカやヨーロッパがやっているからと言う理由で,あたかもそれが有望であり,「日本は後進国だから,欧米の後をついていかなければならない」という.

私は日本民族に誇りの無い専門家は不要だと思う。

日本の専門家がもっと事実を大切にすること,日本に誇りを持つことを求めたい気分だ.

・・・・・・・・・

私の考えでは,ヨーロッパのような気候が悪いところは断熱住宅とか風力発電が必要かも知れないが,日本は山紫水明,四季折々,涼しい風も吹き,冬も凍死することは少ない.

だから,古来,日本人は自然と共に生活をしてきた.CO2削減などと言うくだらないことに巻き込まれることなく,日本人は日本人としての生活を送るのがストレスも減ってよいと思う。

私は10年ほど前の本に「風力発電は人間が電気を欲しいので,一見して無駄に吹いていると思われる風を使う。でも,美味しい空気をタダで使うのは,それが大規模になれば自然を破壊する発電方法になる」と書いた.水力発電の時にも「山の水を使ってタダで発電するのだから」といって,大きく日本の自然を破壊してきた.

スウェーデンのように人口密度が日本の約20分の1というような国は水力発電を活用しても自然を破壊しないが,日本ではダメである.もちろん,この理窟は風力発電でも同じだ.

産業界も,単に収益だけを考えずに,その前に「日本人の一員」であることを思い出して欲しい.政府はすでにダメになったから.

(平成21年10月21日(水))
                         武田邦彦



武田氏は、リサイクル不要論者という印象が強いですし、CO2削減も否定的です。

彼のこの主張が正しいのかどうか私にはまだわかりませんが

こと風力発電については武田氏と同じく反対ですね。

大学教授と同じ意見というのも、何だかおこがましいですが

国土が狭く、平地が少ない日本には風力発電は問題がありすぎです。


何でもかんでも欧米第一で、欧米に倣えという考え方は

もう捨てるべきでしょう。


やはり日本人という事に誇りを持たねば、国としての成長がないと思います。

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想像もつかない高濃度と大量の汚染水を垂れ流す  

2011-04-21 16:20:53 | 嘆き
海に流れた汚染水、4700兆ベクレル 低濃度の3万倍(朝日新聞) - goo ニュース

東京電力は21日、福島第一原発2号機の取水口付近から、1日から6日までに海へ流出した高濃度汚染水に含まれていた放射能の総量を4700兆ベクレルとする推定値を発表した。4~10日にかけて意図的に海へ放出した低濃度汚染水は1500億ベクレル。この約3万倍の放射能が海に垂れ流されていたことになる。

 今回の総量は国の基準で定められた年間放出量の約2万倍に相当する。海の汚染は3月下旬から原発周辺の広い範囲で確認されていた。しかし、汚染ルートはこれまでよくわかっていなかった。今回の結果から、2号機の高濃度汚染水が大きく影響している可能性が高いとみられる。

 高濃度汚染水は4月2日朝、2号機取水口付近のコンクリートの裂け目から漏れているのが見つかった。止水剤などを地下に注入して水が止まった6日朝まで流出は続いた。

 東電は前日の1日から流出が始まったと仮定。裂け目の大きさや流出した水の勢いなどから流量を見積もり、総量を520トンと推定した。意図的に放出した低濃度汚染水の総量は計約1万トンだった。

 東電は3月21日から原発近くの海水の放射能濃度を測定。放射性ヨウ素の濃度は、25日に前日の10倍以上に急増し、タービン建屋地下などで見つかった汚染水の海への流出が疑われていた。東電は「4月1日以前の汚染は、大気中に放出された放射性物質が海に落ちたか、土壌から雨で流れたためではないか」と説明していたが、高濃度汚染水が何らかのルートで1日以前から漏れ始めていた可能性もある。




原発の汚染水、海への流出量は途方もない濃度と量です。

当然、これ等はわかった時点で官邸へ報告されたと思います。

そして、原子力に強い菅氏はどれだけ危機的状況か理解されたでしょうし

実質的スポークスマンの枝野氏は当然ご存知でしょう。


あの「直ちに健康に影響がない」という定型文。

(いつ高濃度の汚染水の垂れ流しを把握したのか知りませんが)
今思えば、虚しくなるだけです。

政府は国民の命をどう考えているのでしょう。


政府には、誠実さが感じられません。

私も「ここまで酷いとは思わなかった」という定型文でお返しします。
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青山繁晴 ニュースの見方 April 20

2011-04-21 09:49:02 | 動画
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