1日の参院予算委員会で、沖縄県・尖閣諸島の周辺海域に中国当局が設置したブイの扱いが議論になった。日本維新の会の東徹氏は、日本の撤去要求を中国側が聞き入れないなら、実力で撤去すべきだと主張。上川陽子外相は、国際法に関連規定がないとして慎重姿勢を示した。

 中国のブイは、尖閣の北西約80キロにある。日本のEEZに位置するが、尖閣の領有権を主張する中国からみると、同国の権利が及ぶ海域に当たる。東氏は「中国に求めても撤去しなかった場合、日本独自で撤去すべきだ」とただした。

 上川氏は「国連海洋法条約には明文規定がない。個別具体的な状況に応じた検討が必要で、可否を一概に答えるのは困難だ」と述べた。

秋のライン「紅葉」

ずっと問題になっていた尖閣諸島近海に設置された中国のブイ。

 

航行の邪魔ですし、何か通信設備も備えているようなブイです。

何の為の物なのか。

それにアンテナもありますから、何らかの通信もしているのでしょう。

これだけ大きなものだと他にも様々な計器も備え、中国本土と通信していると考えられます。

 

日本は中国側に撤去するように要請しているようですが、中国は無視です。

勝手に設置したのですから、日本も勝手に撤去してもいいのに、歯痒いです。

夕刊フジは岸田政権は弱腰だと言いたげです。

 

設置から既に3か月以上経っています。

様々な情報を傍受しているかもわかりません。

当然撤去すべきでしょう。

この事について、今日の国会で維新の会の東氏が質問しましたが、

上川さんは「国連海洋法条約に明文規定がない」と。

そうなのですか?

 

そこで国連条約のEEZについて調べてみました。

海洋法に関する国際連合条約

天然資源の探査、開発、保存及び管理のために主権的権利であり、

経済的目的にのみ限定された権利。

また生物資源の保存・最適利用促進の義務が課されている。

 

具体的な規定はなさそうです。

因みに領海、接続水域、EEZは以下の通りです。⇩

 

上川さんなら「撤去すべきだ」とはっきり言ってくれると思っていたので、ちょっとガッカリです。

こんな時、高市早苗さんならどんな答弁をするのか、高市さんはどんな意見なのか、

と思っていたところ、丁度高市さんの解説がありました。⇩ 

 

やはり上川さんの答弁とほぼ同じです。

当然と言えば当然ですが。。。。

それでも「 本来は撤去すべき」と述べられています。

 

では反対の立場ならどうだったでしょう。

つまり中国のEEZ内に日本が同様のブイを設置したら。。。。

中国は見つけたら即、破壊するか、もしくは中国に曳航し、徹底的に調べるでしょう。

どんな計器があり、目的は何か、データが残っていれば内容を調べ、

更には同じものを真似て作って軍用に利用するとか?

少なくとも日本の様に何か月も放置するなんてことはしない筈です。

そう考えると、日本は今何をしたらいいのか、答えが出るというものです。

 

中国って何を仕出かすか分からない国ですし、どんな報復をするか分からない怖さもあります。

とは言え、このままではどんどん周辺の情報を盗まれ、台湾有事に利用されたり、

日本の漁船の動向をより早く掴む等々、スパイ行為をされ続けるのでは。。。。

なんか不気味です。

 

破壊しないまでも、どんな計器が積まれ、どんな情報を収集しているのかを調べるべきでしょう。

尖閣諸島は中国領だと主張している中国です。

もっと警戒すべきですし、何か月もEEZとは言え、放置するべきではありません。

あのブイはただの浮遊物ではありませんから。

何らかの情報を本国に発信している可能性があります。

中国本土でなくても常に尖閣周辺で航行している海警局船と通信しているかもわかりません。

ですからいつまでも条約違反かどうか考え放置している場合ではありませんし、

そんな時間があればブイの中身を調べて中国の収集能力を知っておくべきでしょう。