かるろす工房

趣味の「作り物」関係を中心に(?)いろいろ書いてます。昔から運動が苦手でしたが、何故かマラソンにはまり走ってます。

人は自分が何者が知らずに生きているのかもしれない。

2009-09-17 05:07:13 | 人生に役立つ、かもしれない言葉
新しいカテゴリーを追加しました。

「人生に役立つ、かもしれない言葉」です。

オイラが本とか雑誌で読んだり、人から聞いた言葉で
これは!というのをみなさんにお伝えしようと思います。

あくまで、オイラの基準なので中には「ん?」というのも
あるかもしれませんが…。(ほとんどだったりして

では、記念すべき(?)最初の言葉です。




あるとき誰かが鷲の卵を見つけて、ニワトリの巣に入れました。
卵はニワトリの卵と一緒にかえり、鷲のヒナはヒヨコたちと一緒に育ちました。

鷲は自分もニワトリのつもりで、一生涯、ニワトリが庭で過ごしている通りにしました。
地面をつついて虫を探し、ニワトリのように鳴いては騒ぎ、羽を揺すって地面から少しだけ
飛び上がったりしていました。

年月が過ぎ、鷲も年をとりました。
ある日、雲の晴れた空を見上げると、すばらしい鳥が、金色の堂々とした羽をかすかに動かしながら
はげしい気流の中を、ゆったりと美しく飛んでいるではありませんか。

年老いた鷲は目を見張りました。「あれはいったいだれだろう?」

「鷲だよ、鳥の王様だ。」とそばにいたニワトリが答えました。
「鷲は空にいるんだよ。俺たちはニワトリだから地べたで暮らしているんだ。」

こうして鷲は、ニワトリとして生き、ニワトリとして死にました。

なぜって?

鷲は自分をニワトリだと思っていたからです。


A・デ・メロ「気づくこと」より





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