10/7(日)に筑後川マラソン2012に参加してきました!
今回はコスプレ無しのマジ走りでサブ4.5が目標です。
前日から車中泊の予定で早めに来る予定だったのが仕事で遅くなり19時頃到着。
車中泊用の駐車場に行こうとするが暗くて入り口が分からない
仕方ないので受付会場がある百年公園の駐車場へ。
百年公園の入り口
(この写真は朝撮りました)
午後22時に閉めると書いてあるので、やっぱりマズイかなと思いつつ取りあえず歩いて確認しようと
辺りをウロウロするけど分からない。
ま、まだ時間はあるし腹ごしらえでもするかと隣にあるゆめタウンへ。
炭水化物を摂るべく、フードコートにある「はなまるうどん」を選択。
丸天の中と稻荷を2個頼み支払いをしようとしたところ、財布がない!
さっき高速代を払うのに財布をバックから出してそのまま助手席に置いたままでした。
店員さんに「ゴメン、財布忘れてきた」と言ってキャンセルして貰い、トボトボ歩き始め
何気なくポケットの手を入れたら500円玉が一枚!
高速代のお釣りをポケットに入れていたのでした。
即、引き返しキャンセルのキャンセル。
稻荷を一個減らして何とか500円に収まり、無事に夕食にありつけました
丸天うどん
車に戻ると、他にもここで車中泊する人たちがいるみたいだったので
オイラもここで車中泊することにしました。
公園の管理者が来たらその時場所を聞いて移動すればいいか、と思ったので。
ま、結局何事もなく朝を迎えたわけですが、夜中「珍走族」のバイクの音がうるさいのと
車中泊用のマットがイマイチで熟睡出来ませんでした
寝ては覚めての繰り返しでしたが、5時過ぎ辺りから駐車場に車が続々と入ってきたので
5時半に起き出し、買っていたバナナとビスケットで朝食。
ノートPCでブログ書いたりfacebookやったりして時間をつぶし受け付け開始の7時を待ちました。
受付会場のリサーチセンタービル
入り口前で待っていると、ラン友のM尾さんが来ました
時間になり、受付。
今回の頂き物
ゼッケンを見ると「ラッキー賞当たり」のステッカーが!
M尾さんも当たってました。
ラッキー賞の米粉のパン
さて、ランニングウエアに着替え、準備運動、ストレッチ、トイレも済ませ8時過ぎに大会会場へ。
大会会場全体パノラマ写真
会場には沢山の人がいますが、あるテントに向かって長蛇の行列が。
特別協賛のドラッグストアモリさんが、無料で色んなモノを参加者達に配っているのを貰うために並んでいるのでした。
みなさん、ビニール袋いっぱいに詰め込んだものを手に提げてます。
オイラも欲しかったけどスタート時間に間に合わなくなるので諦めました。
来年も参加するときは早めに行って貰おうっと
スタート地点
スタートゲート
応援バス。リタイア者の回収も兼ねてます。良いアイデアですね。
救護用のタクシー。久留米大学病院のドクターヘリも準備してあったらしい。凄い!
開会式。中央の横断幕の下がフィニッシュ地点。
スタート前、M尾さんに撮ってもらいました。心なしか緊張の表情。
スタート直前。最後尾のEブロックからのスタートです。
さて、写真はここまでで終わりです。
今回はマジチャレなので途中での写真は撮らないと決めてました。
フィニッシュしてからは撮るつもりでしたが、あまりのきつさに写真をとる余裕がありませんでした…。
同じブロックのM尾さんと話ながらスタートを待ちましたが、数日前から喉が痛いのと車中泊で腰が痛いとか
話してて、何かもう言い訳を始めてるな~と我ながら苦笑しました
このとき、今日はM尾さんをペースメーカーというか目標に走ろうと決めました。
タイムを出すにはペースメーカーがいた方が楽です。何も考えずに付いていけば良いですから。
M尾さんはサブ4、オイラはサブ4.5。少し後を離されすぎない程度に付いていけば大丈夫なはず。
号砲は聞こえなかったけど、動き出したのでスタートしたのだろうと、GPSウォッチのスタートボタンを押して
走り…いや、歩き始めました。
何しろ狭いところに2000人近くのランナーがいるから中々前に進みません。
約2分後にスタートライン上を通過。しかしその後もたびたび渋滞。土手の上の道から右にUターンする形で
したの河川敷におりて大会会場を抜けてコースに入ります。
ここはサイクリングロードで舗装してありますが、先の水害で泥を被ったらしく、もうもうと土煙が上がってます。
喉を気にしつつ、走ります。
しかし、狭いとは聞いていたけどホントに狭い!
ランナーが3人も横になれば道幅いっぱいになるくらい。
団子状態のまま抜くに抜けない感じで走ります。
ペースも何もあったモンじゃない。時計を見るとキロ8分のペース。
いかんなーこのままじゃ、サブ4.5は無理。
M尾さんはランナーをかわしながら、ちょっとずつ前に行ってます。
付いていこうと思ったけど、ランナーをかわすのはエネルギーの消耗に繋がるので
無理せず、空いた所で抜く感じで行くことにしました。
小集団の中を少しずつ抜きながら、抜け出したらペースを上げて前の集団に追いつき
また、その集団から抜け出す感じで、それを繰り返しながら前へ進みます。
M尾さんが全然見えなくなったので時計を見ながらペースを確認。キロ6分ぐらい。
9kmを過ぎた辺りから集団がかなりバラけて走りやすくなりました。
ここからペースをキロ5分30秒~5分50秒ぐらいに上げて走りました。
給水所では、これまでは立ち止まって全部飲んでから走り出してましたが
今回は手に持って走りながら少しずつ飲むようにしてタイムロスを無くしました。
14kmを過ぎた辺りだったかな、後ろから来た男性が併走してきて
「ブログやってる方ですか?」と話しかけてきました。
一瞬「え?!」と思いながらも「…はい、かるろすです。」と答えると
「ブログ見てますよ。」と!
なんと!オイラのブログを見てくれている方でした!
でも、コスプレもしていないのに何で分かったんだろうと聞いてみたら
「何となく、そうかなと。」
う~ん、何か変な走り方してたのかな?それとも、いちごマンのオーラが出てたとか?
いや~、それにしても嬉しかったです。おかげでパワーを頂いた感じです。
ありがとうございました!
そうこうするうちにトップランナーが折り返してきました。
狭いコースだからすれ違うのにも注意が必要です。
特に狭いところは2人で道幅いっぱいになるので、お互い1列になって走らなければなりません。
当然、追い越すのも難しくなります。
折り返し点が近くなり、ぞくぞくと折り返したランナー達がやってきます。
もう一人、知り合いのT田さんが参加していてオイラよりも前を行っているはずなので探すけど分かりません。
しばらくすると折り返し点が見えてきました。
すると折り返してきたM尾さん発見!
距離にして300mぐらいの差でしょうか。
オイラも折り返して、M尾さんの後を追います。
目標が見つかったので、少し気持ちが楽になりました。
折り返しの補給所ではおにぎりとバナナとスポーツドリンクを取りワシワシと食べながら走ります。ワイルドだろう?
そのままのペースでM尾さんを追いかけます。ハーフ過ぎたけど呼吸系に問題は無し、足にも痛みはありません。
が、お昼近くになったので暑いです
夏の日差しほど強くはありませんが、この季節の晴天だとかなり暑く感じます。
しばらく行っているうちに段々M尾さんとの距離が縮まって来ました。
時計を見るとオイラのペースは変わってないのでM尾さんのペースが落ちてきているみたいです。
M尾さんがいる集団からM尾さんが遅れ始め、ついにオイラが追いつきました。
横に並んで、どこか調子悪いのか聞くと足が痛くなったそうです。
「もうサブ4は無理ッス。」と言うので、まだまだこれからと励ましました。
M尾さんは頑張り屋だから本当に盛り返す可能性があるので。
オイラはまだ自分のペースを維持出来てたので、そのまま先へと進みました。
その辺までは順調でしたが30km辺りから腰が痛くなり、とうとう走れなくなり歩き出してしまいました
そこからは走ったり歩いたりの繰り返しです。
練習だったらとっくに心が折れて完全に歩いていたでしょうね。
しかし、大会だと周りのランナーやこの大会は応援は少ないけど
給水所のボランティアの方の応援があるのでまだ、がんばれます。
それでも自分の中では葛藤の連続です。
自分に負けそうになりながら35km地点にたどり着きました。
時計を見るとキロ8分ペースで行けばまだサブ4.5は達成可能。
35kmの標識の横で深呼吸と軽く屈伸をして、「よし!ここから再スタートだ!」
と自分に言い聞かせ走り始めました。
腰は相変わらず痛いので両手で腰を押さえながら走ります。
こうするといくらか痛みが取れて走れます。
でも、登り坂を走るのは困難で、そこは歩き越えてからまた走ります。
途中なんども、「もうサブ4.5とか良いから歩きたい」とか「色々条件が悪かったからここでやめても良いんじゃ?」とか
色んな考えが浮かびました。
でも、一生懸命頑張っているM尾さんとかfacebookで応援のコメントを下さった皆さんの顔が
次から次に浮かんでくると、「いや、ここで自分に負けちゃいけない。」と思い直し
痛みで顔を歪めながらも頑張ります。
給水所では前半と違い立ち止まってコップのスポーツドリンクを飲み干してから走ります。
走りながら飲む余裕はもうありません。
ボランティアの女子高生が「水を掛けますよ~、どうですか~?」と声を掛けてくれます。
暑いので掛けてもらったら気持ち良いでしょうが、そうするとウエアが水で重くなるので我慢しました。
なんとか走ってはいますがペースは落ちがちで歩くことも多く時間は厳しくなるばかり。
そろそろM尾さんが追いつて来るかもな~と思いながら後方を見るけど見あたらないので
M尾さんの情況もオイラと変わらないようです。
ラスト3km。時間は切迫。
ここからは結構スピードを上げないと間に合いません。
熊本弁でいうところの「あとはどーなときゃーなろたい!」(あとはどうにでもなるようになるさ!)でラストスパート。
やれば出来るモンでキロ5分50秒~6分10秒ぐらいで走れます
最後の1キロは歯を食いしばりながら走りました。おそらく必死の形相でしたでしょうね。
そしてフィニッシュ!!!
結果はネットタイム(実際にスタートラインを越えてからのタイム)で4:27:30
正式記録(号砲が鳴ってからのタイム)でも4:29:22とサブ4.5をギリギリですが達成しました!
ホントにきつくて給水所でスポーツドリンクを4,5杯がぶ飲みして、
そのまま近くで倒れ込むように仰向けに横になりしばらく立ち上がれませんでした。
10分ぐらいしてようやく立ち上がりましたが少し足がふらつき、サングラスをしているのに
目の前がキラキラ輝いているように見えます。
おそらく脳が栄養不足になっているのでしょう。
足取りは重いけど何か食べなきゃと思い、無料の豚汁を頂きました。
走った後は塩分と水分が奪われているのでこういった汁物はホントにありがたいです
他にもトマトジュースとかチキンラーメンを頂き、人心地つきました。
何気なく頬に手をやるとザラつきが…汗が乾いて塩をふいた状態です。
腕も同じく。全身汗まみれですからね。ウエアも黒い部分が塩で白くなってました。
さて、落ち着いたところで駐車場に向けて歩き始めると先の方にM尾さんを発見。
追いつこうと急ぎますが足がなかなか動きません。
やっとの事で追いつき話しかけました。
オイラより10数分の遅れでのフィニッシュでした。
練習で痛めた足の影響と靴が合ってなかったらしいです。
お互いの健闘を讃えて別れました。
帰りの運転もきつかったです。オイラの車はミッションなのでクラッチ踏むのが大変で。オマケに眠いし…。
今回は大変だったけど、目標のサブ4.5を達成出来たので大満足です。
今後の課題もハッキリしたし、阿蘇カルデラに向けて益々頑張ります!
最後にレース中、目標となってくれたM尾さん、応援してくれた皆さん、ボランティア始め大会関係者の皆さん
ブログをみて声を掛けて頂いた方、facebookで応援してくれた皆さん、このブログに来てくれた皆さん
皆さんのおかげで頑張れました!ホントにありがとうございました!!!
今回はコスプレ無しのマジ走りでサブ4.5が目標です。
前日から車中泊の予定で早めに来る予定だったのが仕事で遅くなり19時頃到着。
車中泊用の駐車場に行こうとするが暗くて入り口が分からない
仕方ないので受付会場がある百年公園の駐車場へ。
百年公園の入り口
(この写真は朝撮りました)
午後22時に閉めると書いてあるので、やっぱりマズイかなと思いつつ取りあえず歩いて確認しようと
辺りをウロウロするけど分からない。
ま、まだ時間はあるし腹ごしらえでもするかと隣にあるゆめタウンへ。
炭水化物を摂るべく、フードコートにある「はなまるうどん」を選択。
丸天の中と稻荷を2個頼み支払いをしようとしたところ、財布がない!
さっき高速代を払うのに財布をバックから出してそのまま助手席に置いたままでした。
店員さんに「ゴメン、財布忘れてきた」と言ってキャンセルして貰い、トボトボ歩き始め
何気なくポケットの手を入れたら500円玉が一枚!
高速代のお釣りをポケットに入れていたのでした。
即、引き返しキャンセルのキャンセル。
稻荷を一個減らして何とか500円に収まり、無事に夕食にありつけました
丸天うどん
車に戻ると、他にもここで車中泊する人たちがいるみたいだったので
オイラもここで車中泊することにしました。
公園の管理者が来たらその時場所を聞いて移動すればいいか、と思ったので。
ま、結局何事もなく朝を迎えたわけですが、夜中「珍走族」のバイクの音がうるさいのと
車中泊用のマットがイマイチで熟睡出来ませんでした
寝ては覚めての繰り返しでしたが、5時過ぎ辺りから駐車場に車が続々と入ってきたので
5時半に起き出し、買っていたバナナとビスケットで朝食。
ノートPCでブログ書いたりfacebookやったりして時間をつぶし受け付け開始の7時を待ちました。
受付会場のリサーチセンタービル
入り口前で待っていると、ラン友のM尾さんが来ました
時間になり、受付。
今回の頂き物
ゼッケンを見ると「ラッキー賞当たり」のステッカーが!
M尾さんも当たってました。
ラッキー賞の米粉のパン
さて、ランニングウエアに着替え、準備運動、ストレッチ、トイレも済ませ8時過ぎに大会会場へ。
大会会場全体パノラマ写真
会場には沢山の人がいますが、あるテントに向かって長蛇の行列が。
特別協賛のドラッグストアモリさんが、無料で色んなモノを参加者達に配っているのを貰うために並んでいるのでした。
みなさん、ビニール袋いっぱいに詰め込んだものを手に提げてます。
オイラも欲しかったけどスタート時間に間に合わなくなるので諦めました。
来年も参加するときは早めに行って貰おうっと
スタート地点
スタートゲート
応援バス。リタイア者の回収も兼ねてます。良いアイデアですね。
救護用のタクシー。久留米大学病院のドクターヘリも準備してあったらしい。凄い!
開会式。中央の横断幕の下がフィニッシュ地点。
スタート前、M尾さんに撮ってもらいました。心なしか緊張の表情。
スタート直前。最後尾のEブロックからのスタートです。
さて、写真はここまでで終わりです。
今回はマジチャレなので途中での写真は撮らないと決めてました。
フィニッシュしてからは撮るつもりでしたが、あまりのきつさに写真をとる余裕がありませんでした…。
同じブロックのM尾さんと話ながらスタートを待ちましたが、数日前から喉が痛いのと車中泊で腰が痛いとか
話してて、何かもう言い訳を始めてるな~と我ながら苦笑しました
このとき、今日はM尾さんをペースメーカーというか目標に走ろうと決めました。
タイムを出すにはペースメーカーがいた方が楽です。何も考えずに付いていけば良いですから。
M尾さんはサブ4、オイラはサブ4.5。少し後を離されすぎない程度に付いていけば大丈夫なはず。
号砲は聞こえなかったけど、動き出したのでスタートしたのだろうと、GPSウォッチのスタートボタンを押して
走り…いや、歩き始めました。
何しろ狭いところに2000人近くのランナーがいるから中々前に進みません。
約2分後にスタートライン上を通過。しかしその後もたびたび渋滞。土手の上の道から右にUターンする形で
したの河川敷におりて大会会場を抜けてコースに入ります。
ここはサイクリングロードで舗装してありますが、先の水害で泥を被ったらしく、もうもうと土煙が上がってます。
喉を気にしつつ、走ります。
しかし、狭いとは聞いていたけどホントに狭い!
ランナーが3人も横になれば道幅いっぱいになるくらい。
団子状態のまま抜くに抜けない感じで走ります。
ペースも何もあったモンじゃない。時計を見るとキロ8分のペース。
いかんなーこのままじゃ、サブ4.5は無理。
M尾さんはランナーをかわしながら、ちょっとずつ前に行ってます。
付いていこうと思ったけど、ランナーをかわすのはエネルギーの消耗に繋がるので
無理せず、空いた所で抜く感じで行くことにしました。
小集団の中を少しずつ抜きながら、抜け出したらペースを上げて前の集団に追いつき
また、その集団から抜け出す感じで、それを繰り返しながら前へ進みます。
M尾さんが全然見えなくなったので時計を見ながらペースを確認。キロ6分ぐらい。
9kmを過ぎた辺りから集団がかなりバラけて走りやすくなりました。
ここからペースをキロ5分30秒~5分50秒ぐらいに上げて走りました。
給水所では、これまでは立ち止まって全部飲んでから走り出してましたが
今回は手に持って走りながら少しずつ飲むようにしてタイムロスを無くしました。
14kmを過ぎた辺りだったかな、後ろから来た男性が併走してきて
「ブログやってる方ですか?」と話しかけてきました。
一瞬「え?!」と思いながらも「…はい、かるろすです。」と答えると
「ブログ見てますよ。」と!
なんと!オイラのブログを見てくれている方でした!
でも、コスプレもしていないのに何で分かったんだろうと聞いてみたら
「何となく、そうかなと。」
う~ん、何か変な走り方してたのかな?それとも、いちごマンのオーラが出てたとか?
いや~、それにしても嬉しかったです。おかげでパワーを頂いた感じです。
ありがとうございました!
そうこうするうちにトップランナーが折り返してきました。
狭いコースだからすれ違うのにも注意が必要です。
特に狭いところは2人で道幅いっぱいになるので、お互い1列になって走らなければなりません。
当然、追い越すのも難しくなります。
折り返し点が近くなり、ぞくぞくと折り返したランナー達がやってきます。
もう一人、知り合いのT田さんが参加していてオイラよりも前を行っているはずなので探すけど分かりません。
しばらくすると折り返し点が見えてきました。
すると折り返してきたM尾さん発見!
距離にして300mぐらいの差でしょうか。
オイラも折り返して、M尾さんの後を追います。
目標が見つかったので、少し気持ちが楽になりました。
折り返しの補給所ではおにぎりとバナナとスポーツドリンクを取りワシワシと食べながら走ります。ワイルドだろう?
そのままのペースでM尾さんを追いかけます。ハーフ過ぎたけど呼吸系に問題は無し、足にも痛みはありません。
が、お昼近くになったので暑いです
夏の日差しほど強くはありませんが、この季節の晴天だとかなり暑く感じます。
しばらく行っているうちに段々M尾さんとの距離が縮まって来ました。
時計を見るとオイラのペースは変わってないのでM尾さんのペースが落ちてきているみたいです。
M尾さんがいる集団からM尾さんが遅れ始め、ついにオイラが追いつきました。
横に並んで、どこか調子悪いのか聞くと足が痛くなったそうです。
「もうサブ4は無理ッス。」と言うので、まだまだこれからと励ましました。
M尾さんは頑張り屋だから本当に盛り返す可能性があるので。
オイラはまだ自分のペースを維持出来てたので、そのまま先へと進みました。
その辺までは順調でしたが30km辺りから腰が痛くなり、とうとう走れなくなり歩き出してしまいました
そこからは走ったり歩いたりの繰り返しです。
練習だったらとっくに心が折れて完全に歩いていたでしょうね。
しかし、大会だと周りのランナーやこの大会は応援は少ないけど
給水所のボランティアの方の応援があるのでまだ、がんばれます。
それでも自分の中では葛藤の連続です。
自分に負けそうになりながら35km地点にたどり着きました。
時計を見るとキロ8分ペースで行けばまだサブ4.5は達成可能。
35kmの標識の横で深呼吸と軽く屈伸をして、「よし!ここから再スタートだ!」
と自分に言い聞かせ走り始めました。
腰は相変わらず痛いので両手で腰を押さえながら走ります。
こうするといくらか痛みが取れて走れます。
でも、登り坂を走るのは困難で、そこは歩き越えてからまた走ります。
途中なんども、「もうサブ4.5とか良いから歩きたい」とか「色々条件が悪かったからここでやめても良いんじゃ?」とか
色んな考えが浮かびました。
でも、一生懸命頑張っているM尾さんとかfacebookで応援のコメントを下さった皆さんの顔が
次から次に浮かんでくると、「いや、ここで自分に負けちゃいけない。」と思い直し
痛みで顔を歪めながらも頑張ります。
給水所では前半と違い立ち止まってコップのスポーツドリンクを飲み干してから走ります。
走りながら飲む余裕はもうありません。
ボランティアの女子高生が「水を掛けますよ~、どうですか~?」と声を掛けてくれます。
暑いので掛けてもらったら気持ち良いでしょうが、そうするとウエアが水で重くなるので我慢しました。
なんとか走ってはいますがペースは落ちがちで歩くことも多く時間は厳しくなるばかり。
そろそろM尾さんが追いつて来るかもな~と思いながら後方を見るけど見あたらないので
M尾さんの情況もオイラと変わらないようです。
ラスト3km。時間は切迫。
ここからは結構スピードを上げないと間に合いません。
熊本弁でいうところの「あとはどーなときゃーなろたい!」(あとはどうにでもなるようになるさ!)でラストスパート。
やれば出来るモンでキロ5分50秒~6分10秒ぐらいで走れます
最後の1キロは歯を食いしばりながら走りました。おそらく必死の形相でしたでしょうね。
そしてフィニッシュ!!!
結果はネットタイム(実際にスタートラインを越えてからのタイム)で4:27:30
正式記録(号砲が鳴ってからのタイム)でも4:29:22とサブ4.5をギリギリですが達成しました!
ホントにきつくて給水所でスポーツドリンクを4,5杯がぶ飲みして、
そのまま近くで倒れ込むように仰向けに横になりしばらく立ち上がれませんでした。
10分ぐらいしてようやく立ち上がりましたが少し足がふらつき、サングラスをしているのに
目の前がキラキラ輝いているように見えます。
おそらく脳が栄養不足になっているのでしょう。
足取りは重いけど何か食べなきゃと思い、無料の豚汁を頂きました。
走った後は塩分と水分が奪われているのでこういった汁物はホントにありがたいです
他にもトマトジュースとかチキンラーメンを頂き、人心地つきました。
何気なく頬に手をやるとザラつきが…汗が乾いて塩をふいた状態です。
腕も同じく。全身汗まみれですからね。ウエアも黒い部分が塩で白くなってました。
さて、落ち着いたところで駐車場に向けて歩き始めると先の方にM尾さんを発見。
追いつこうと急ぎますが足がなかなか動きません。
やっとの事で追いつき話しかけました。
オイラより10数分の遅れでのフィニッシュでした。
練習で痛めた足の影響と靴が合ってなかったらしいです。
お互いの健闘を讃えて別れました。
帰りの運転もきつかったです。オイラの車はミッションなのでクラッチ踏むのが大変で。オマケに眠いし…。
今回は大変だったけど、目標のサブ4.5を達成出来たので大満足です。
今後の課題もハッキリしたし、阿蘇カルデラに向けて益々頑張ります!
最後にレース中、目標となってくれたM尾さん、応援してくれた皆さん、ボランティア始め大会関係者の皆さん
ブログをみて声を掛けて頂いた方、facebookで応援してくれた皆さん、このブログに来てくれた皆さん
皆さんのおかげで頑張れました!ホントにありがとうございました!!!