今回は久しぶりの白ワインの紹介となります。お馴染のヴィーニョヴェルデ地方のワイナリーであるキンタ・デ・パッソスのワンボトル。カタログには、古木ブドウを使用した初リリース品でステンレスと20%フレンチオークで6カ月熟成、滓(おり・かす)の上で9カ月寝かせました。複雑味とエレガンス、長い余韻と書いてありました。ここで分からないのが「滓の上で9カ月寝かせました」という表現です。タンクや樽の底に溜る「おり」上でじっくり寝かせるとどんな風味になるのか?想像できませんが、多分複雑味とかエレガンスな味わいになるのでしょう。このロウレイロという品種にはあっているのかもしれません。飲んだ感じはキリっとした深みのある◎の美味しい白ワインです。
さてパリに4年間駐在し最近帰国したばかりの子供にポルトガルワインを試しに飲んでもらいました。銘柄は箱ワインのエスピーガ・ティントとウダカデゾウロ・ダ・セーティント・プライべートセレクションの2種類。なかでもシラーというブドウの品種がお気に入りのようで箱ワインを美味しそうに飲んでいました。そして3リットル入りで2000円ちょっとという値段を聞いてさらに驚いていました。ワインの本場パリでもそんな価格では買い求められないとのこと。翌日メルカード・ポルトガルの店に案内したらひと箱買っていきましたので、余程気に入ったようです。
これまでポルトガルワインを40本以上飲んできましたが、その評価にイマイチ自信がなかったのですが、それを見て安心しました。来年1月になればこのポルトガルワインシリーズをはじめて一年になります。ワインを美味しくいただき、ポルトガルのことも少し識ることができ、このブログも書くことができるとは・・・。そして家計の負担も少なく、とても有意義な時間を愉しんでいます。