taimuのひとり言

毎日の生活の中で感じた事を 徒然なるままに・・・。

「陰日向に咲く」

2008-02-14 22:08:55 | 映画

 「陰日向に咲く」を観ました。
 今年 2本目です。

 原作は 読んでいません。

 最初は ばらばらな話が少しずつ繋がってきて
 一つの話にまとまっていく展開に
 違和感はありませんでした。

 でも私には 観終わって消化不良な所が 何ヶ所か。

 リュウタロウ(三浦友和)はどうしてホームレスの
 真似事をしようとしていたのか

 鳴子(宮崎あおい)は大人しくて真面目な地方に住んでいる
 女の子だったのに 旅行先でちょっとかかわっただけの
 お笑い芸人に惹かれ、突然に押しかけて漫才コンビを組んでしまう
 のはなぜ

 20年前に別れた父親を 探している野球選手が
 全く別人のモーゼ(西田敏行)を あっさりと
 父と認めてしまうのは
 でも この話はこれでおしまいで次の展開も
 他との繋がりもない

 シンヤ(岡田准一)の借金まみれはどうしてか 
 (パチンコ依存症なのはわかったけれど)
 
 これらのには 少しだけ理由付けや想像できることも
 あったけれど「なるほど~」と思えるほどの説得力はなかったです。
 
 そういうことが積み重なって
 結果的に現実感が薄い映画になってしまったように
 思います。
 
 原作はどうなのかな~。
 読んでみたくなりました。
 

 

 
 


 

ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記

2008-01-19 15:33:08 | 映画


 ここ数日は 本当に寒い毎日です。
 
 昨日の夜「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」を
 観ました。今年初めての映画です。

 昨年の年末に テレビの洋画劇場で 前作を観たので
 お正月映画として 楽しみにしていました。
 前作を観ていなくても 全く問題はないでしょうが、
 観ていれば 主人公のベンの人間関係は
 よりわかりやすいかも・・・。

 話の構成自体は 前作と同じで ベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)が
 先祖の汚名を晴らすために 暗号を解き 黄金都市を
 探しに行くというストーリーです。

 暗号もスラスラ解けちゃうし バッキンガム宮殿やホワイトハウスにも
 結構簡単に侵入できるし、残酷な場面などないし 世界各地を
 飛び回っていろいろな観光地もみせてくれるし、
 家族全員で見られる超娯楽作品です。

 悪役であるはずのウィルキンソン(エド・ハリス)でさえ
 最後は 仲間のような感覚で 一人だけ犠牲になってしまって
 かわいそうと思ってしまいました。

 これだけの冒険・娯楽映画ですから 細かいところは
 どうでもいいんですが、私は ベンの先祖がリンカーン大統領の
 暗殺団の首謀者だったという 汚名を晴らすことが
 黄金都市を発見することと どう結びついていたか
 すっきりわかりませんでした。(私だけでしょうが・・)

 それから 一番面白いと思ったのは「大統領秘密文書」
 というものがあって 歴代の大統領が引き継いでいるというところ。
 
 映画の中の大統領が「47Pを読むように」と言ってましたけれど、
 何が書いてあったかは 明かされませんでした。
 もしかして この映画は次もあるかも。

 とにかく この映画は 何も考えないで ただただ 
 ハラハラ、ワクワクして下さい。

  
 

「椿 三十郎」

2007-12-24 18:19:50 | 映画

 今日は 穏やかな冬晴れの 一日でした。

 「椿 三十郎」を観ました。今年10本目です。

 黒澤 明監督の「椿 三十郎」のリメイクということ
 ですが、私は前作を観てないので
 どちらがどうの、ということはいえません。

 オリジナル版を観ていないので、何の先入観もなく、
 ちょっと コメディータッチのところもあり
 楽しめましたよ。
 織田三十郎は とてつもなく強い侍で
 飄々とした感じが さわやかさもあり
 人を斬らなければならない むなしさや
 無常観なども よく出ていたと思います。

 殺陣の場面では 血が画面に飛び散ることも無く
 刀についた血のりと 効果音だけで表現していたので
 良かったです。(刀で斬られた手が飛んだり、切り口から
 血が吹き出るような 演出はやっぱり気持ち悪いですから。)

 音楽と音響効果は 重厚で素晴らしかったと思います。
 
 脚本がいいのでしょうね。題材も古さを感じさせない
 今風なところもあり どの年代の人が観ても
 楽しめるのではないでしょうか。

 

「ALWAYS 続・三丁目の夕日」

2007-12-09 17:35:08 | 映画


 「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を観ました。
 今年 9本目です。

 前作に なぜかすご~く感動してしまった私
 続編ってどうなんだろう
 期待はずれだったら がっかりなんて考えていて・・。
 先日 会った友人が 「良かったよ」って言ってたので
 安心して 観にいきました。

 始まってからの3分の1ぐらいまでは
 ちょっと 退屈で・・・
 でも後半は ほんとに良かった
 
 特に 前作で とても気になっていた 
 茶川とヒロミの恋が実り ほっとしました。
 何故だか この映画に関しては
 登場人物一人一人に 思い入れが強くて
 どの人の行く末も 気になってしょうがありません。
 ですから この2人が最後には結ばれ
 淳之介と3人で家族として 生きていく結末には
 ちょっと ウルウルしてしまいました。

 この映画は 年代によって 見方が違うかも知れませんね。
 私は うっすらと昭和30年代を知っていますので
 映画に出てきた「洗濯機」も経験済みでなつかしかったです。

 私の両親は「鈴木オート」の社長夫婦ぐらいの年代ですから、
 一緒に行った母は 次々と当時のことを思い出したのか
 帰りの車中では しゃべりっぱなしでしたよ。
 
 やっぱり 観終わったあとに 心が温かくなって
 優しい気持ちになれる映画が いいですね。 
 
 

「やじきた道中 てれすこ」

2007-11-28 21:58:33 | 映画

 
 「やじきた道中 てれすこ」を観ました。
 今年8本目です。

 う~ん、面白かったのかどうか微妙・・。
 
 いくつかの場面では 笑えるし、
 何かしんみりする所もあったりで、
 これからもっと 面白くなるのかな~って 観ていたら
 そうでもないし、そう思っているうちに
 終わってしまった・・・

 喜多さん(柄本明)が首吊りをしようとするところは
 声を出して 笑ってしまったし、
 喜多さんが酒乱で 暴れる所も楽しいです。

 弥次さん(中村勘三郎)が 亡くなった奥さん(小泉今日子)
 と夢の中で会うシーンは 歌舞伎座でお芝居を観ているようで
 嬉しかったです。

 主役の3人も 他の出演者たちも
 芸達者な人たちばかりで 一つ一つの場面は
 見ごたえがあるのに それをつなぎ合わせて
 一本の映画になると あまり面白くないのはどうしてでしょう。

 「てれすこ」という わけのわからないものが
 所々で出てきますが 別にこの話がなくても
 いいかな~って 思いました。

 帰ってから レヴューを見てみたら
 この映画は 落語のネタが満載で
 落語が好きな人には かなり面白いらしい、です。

 
 
 

「HERO]

2007-09-26 19:36:46 | 映画

 朝、晩、は少し肌寒く感じるようになりました。

 「HERO]を観ました。今年7本目です。
 
 いつもは一人で観るのですが、
 今回は 今年喜寿になる母と一緒に行きました。

 母は「HERO]と「相棒」が大好きで
 再放送も欠かさず見てました。
 でも「HERO]と「相棒」が同じ時間帯で再放送していたので
 「どうして~」って怒っていました

 私もドラマレジェンド「HERO]の再放送を観て
 映画を観ました。
 これは正解でした。登場人物の人間関係がスムーズに
 わかり、細かい部分までわかり易かったです。

 今回は 久利生検事の法廷シーンがあり
 キムタクの熱演に見入ってしまいました。

 城西支部の面々も相変わらずで 会話も面白く
 息もピッタリで、その他の出演者も豪華キャストで
 2時間20分 あっというまでした。

 何よりも 役者さん達が皆さん楽しんで演じていたように
 思いました。

 ストーリーの展開も無理がなく、落ち着くところに
 落ち着いて 安心して観ていられました。

 もちろん母も大満足

 
 でも 一つだけ疑問が・・・。
 韓国で雨宮が拉致されそうになった時、
 確か「USBメモリー・・・」って言っていたようなのですが
 あれは その後どうなったのでしょうか
 韓国側の事件だけの話なので どうでもよかったのでしょうか

 ここだけが気になっています・・・



 
 

 

「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」

2007-06-15 19:18:12 | 映画

 昼ごろから良い天気

 「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」
 今年6本目です。

 ディズニーの映画は「シンデレラ城」のきれいな映像で
 始まるのですが、すぐにこの映画になると
 海賊達の囚人達の処刑シーンからはいるので
 ちょっとそれも若い女性も子供までもが・・・

 最初の数分はいやだったけれど
 その後はあっという間の3時間でした。
 基本的なストーリーはわかりやすいし、
 主役の3人は やっぱりかっこいいし
 ジャック・スパロウ船長が主役だと思うと 彼の活躍が
 物足りない気はしますけど ウィルとエリザベスと3人の物語
 と思えば それぞれに活躍の場があり見せ場もあり 納得。

 エリザベスの活躍はやり過ぎ?って思うぐらいスゴイ。
 ウィルは 益々強くたくましくていいな~
 ジャック・スパロウ船長は相変わらずで 飄々としていて
 いざとなったらやっぱり頼りがいがあって・・

 登場人物が前作よりももっと増えているし
 それぞれの関係やエピソードも盛り込まれ、
 話の展開も早いので ちょっと考えていたり
 思い出したりしていては ついていけませんよ~。

 でも そんなことあまり気にしないで 映画の中に
 どっぷり浸り ハラハラ・ドキドキ楽しめばいいと思います。

 エリザベスが海賊達に号令を下すところなどは
 ゾクゾクするほど迫力があったし、
 最後の30~40分の戦闘シーンは見ごたえがあります。

 そして 意外な結末
 ウィルとエリザベス幸せに暮らすのだと信じていたのですが、
 ちょっと切ないエンディングでした。
 
 これからの3人が気になります。
 もっとジャック・スパロウ船長の活躍もみたい

 またまた続編を 期待したいです。

 

 

 
 
 

「クィーン」

2007-05-24 07:42:55 | 映画
のち
 
 「クィーン」を観ました。
 今年 6本目です。

 この映画は ダイアナ元妃以外の登場人物が
 現在 実在しているという
 ドキュメンタリーのような映画でした。

 ダイアナ元妃をめぐる いろいろなスキャンダルや
 事故で亡くなった時の報道合戦など あの時のことを
 思い出しながら観ていました。
 
 それにしても すごい映画だと思います。
 これだけ イギリス王室の内幕を 見せてくれて・・・。
 日本では 現在の天皇陛下を主役にした映画など
 絶対にありえないでしょう。

 いろいろ 王室のしきたりなどもわかり
 (ブレア首相夫妻が女王に拝謁する時など)
 興味深かったです。

 女王が「歳費の無駄使い」だと 国民から非難されることを
 かなり気にしていたり、古い車を自分で運転して
 ドライブすることや、一般人には 身近に感じることも
 多かったです。

 ダイアナ元妃が パリで事故死したその日から
 葬儀までの一週間の 女王と王室とブレア首相の
 お互いの立場と考え方の違いを 描きながら
 最終的には 「国葬」というところで
 妥協した経緯が 手に取るようにわかりました。
 
 でもこれは映画なのですよね。
 あくまで フィクションです。
 こういうやり取りが あったかもしれないし、
 全く無かったかもしれない と 
 思い直しました。

 映画の内容とは あまり関係ありませんが
 ブレア首相の家の中が 物があふれていて
 雑然としていて 親近感さえ感じてしまいました。

  

 
 

 
 

「東京タワー オカンとボクと、時々オトン」

2007-05-16 20:50:36 | 映画


 「東京タワー オカンとボクと、時々オトン」
 を観ました。今年 5本目です。

 観ようか?どうか 迷っていましたが
 やっぱり 観てしまいました。

 原作も読んだし スペシャルドラマも観たし 
 今さら 映画を観なくても・・・と思ったのですが
 オダギリジョーと樹木希林 の母子関係という
 配役を どうしても見たかったのです。

 思ったより 淡々とした映画だと思います。
 原作を 最初から順番に追うのではなく
 現在と過去を うまく絡ませて見せてくれたので
 アッという間の2時間30分でした。
 いろんなエピソードを 網羅していたので
 原作の味は その分薄まったように思います。

 それでも 充分 ボクのオカンに対する思いは感じました。
 特に 抗がん剤治療で苦しんでいるオカンを見ているボクの
 身もだえするような辛さ、

 オカンがボクの友達に料理を 作ってもてなすところでの
 オカンの幸せそうな顔、そしてそれを見ているボクの
 うれしそうな表情、

 入院するオカンと手をつないで横断歩道を渡る時の
 ボクの寂しそうな顔とボクに頼り切ってちょっと後ろを
 トボトボと歩くオカン、

 別に どのシーンも「泣ける」というわけではありませんが、
 ずっしりと心に残っています。
 
 見終わった後も「号泣する」ということではなく
 一つ一つのシーンに 自分の母との関係や 
 自分と息子、娘との関係を 重ね合わせて
 思い出してしまいます。

 こんなに 時間がたってからも いろいろな思いを
 感じさせてくれる映画は 初めてです。
 
 

 
 

「ホリディ」

2007-04-07 19:54:04 | 映画


 「ホリディ」を観ました。
 今年4本目です。
 こんな話が 私に起こったら最高
 っていう映画。

 キャメロン・ディアスは去年「イン・ハー・シューズ」にも
 出演していましたけれど、その時のキャラとは全く違うように見えますが、
 (今回は仕事には成功した キャリア・ウーマンで家庭や恋には
 恵まれていない)でも根底にあるものは同じように
 思える女性。

 彼女のキュートな可愛らしさは このようなラブ・コメディー
 ぴったりだと思います。

 一方 私が観たケイト・ウィンスレットの映画は「タイタニック」、
 ジョニー・デップと共演した「ネバーランド」、と3作目ですが
 今回が一番よかったです。
 「タイタニック」の時はなぜか老けて見えて違和感があったし、
 「ネバーランド」の未亡人役も古風な感じは
 良かったような気もするけど・・・。

 今回は まじめで仕事ができる編集者という役にピッタリだし、
 彼女の人の良さや優しさが じんわり伝わってくるようでした。

 それにしても こんなおとぎ話のような事が現実にある~
 でも だからこそ 2時間20分の間「夢の世界」で楽しんで
 ハッピー・エンドで、温かな気持ちで家路につけるのですね。
 ちょっと 落ち込んだ時に観るといいかも・・・。

 この映画は クリスマスから年末にかけての話なので
 せめて 秋頃に観たらもっと良かったのにな~
 って思います。