先週 久しぶりで娘と 銀座で待ち合わせ
待ち合わせの時間まで 上野で「フェルメール展」へ。
今週で終わりなので やっと間に合ったという感じ。
覚悟はしていったけれど かなり混雑していました。
40分待ち、一人だったのでちょっとめげちゃったけど
せっかく来たんだからと 列に並びました。
「光の天才画家とデルフトの巨匠たち」と副題がついているように
「フェルメール」だけでは なかったのですが、
音声ガイドを頼りに 1点1点 ゆっくり鑑賞することができました。
とはいっても 混んでいる電車にのっているようでしたけど・・・。
フェルメール以外は 私にはなじみのない画家たちの絵ですが、
ピーテル・デ・ホーホの絵は 手紙を読む女性や母子の当時の日常が
描かれていて 雰囲気がフェルメールに似ているようで
その当時の流行の題材だったのでしょうね。
「光の天才画家」といわれる意味が 実際の作品を見て
よくわかりました。光が差し込む窓辺や部屋の中を描いた作品は
フェルメール以外にもありましたが、フェルメールの光は何か違います。
やさしいというか、深いというか、またその光の影に隠された物の意味。
そして一枚の絵の中に 見る人によっていろいろな物語が想像され、
安らいだり、ドキドキしたりしてしまいます。そういうところが
フェルメールは「天才」と思いました。
芸術・アートは自分の感性の趣くままに「好き・嫌い」
あるいは「良い・悪い」で鑑賞するのが 正解かもしれませんが、
私は 信頼できる解説者(この場合は音声ガイド)の説明を聞きながら
時代背景や人物像、絵画の細部にわたる説明に「なるほど~」と
納得しながら鑑賞するのが 好きです。