夕方 ルンバが歯科へ行った。
歯茎が腫れていて ガマンできなくなったようだ。
「治療が終わって帰宅しても もう夜だから食事の心配はしなくても良いよ」と言って送り出した。
このあたりに 私の優しさが滲み出ている。
だから夕食は 久しぶりに外食だ。
手近なところで ハンバーグステーキのVICTORIA へ行くことになった。
帰宅したルンバは痛みもとれて 調子は良いようだ。
私は 身体のことを考えて ニンニク ハンバーグ。
ルンバ は大根おろし ハンバーグで スリスリのには目玉焼きが載っていた。
私は 腹六分で食事を終えたのだが、二人は何度も往復して野菜もデザートも気持ち悪いぐらいに口に入れていた。
それを眺めながら 「早く帰ろうよ」と小銭までそろえて会計の準備をするのだが、食わなきゃソンソンと思っているようでサラダバーとスープバーとの行き来が止まらない。
御一人様で来店したオッチャンが後ろの席についた。
どうも風邪をひいているようで 派手な音をさせて何度も鼻をかむ。
それが気になって仕方が無い私。
でも それを利用して
(おいおい、後ろのオッチャン インフルかも知れんぞ・・・) と言い 何とか席を立たせ 店を出た。