買物の帰り 鳥取神社へお札をもらいに行った。
そのついでに境内にある100年記念館へ初めて入ってみた。
鳥取城を模したに違いない建物は 多分市内では唯一の瓦葺だ。
入口で名前を記入し、「内部は暖房していないので寒いと思います」と事務員の方に申し訳なさそうに言われたのだが、どうやら事務室内だけは充分に暖房されているようで 熱風がガラス越しに流れ出てきた。
まぁ それだけ入館者が少ないと云うことなのだろう。
スリッパが用意されているわけではなく 靴を脱いでヒンヤリする廊下を入って行くことになったのだが、無料だから仕方がないかぁ。
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三階建ての内部は 大体思った通りの展示物で、私が子供の頃 家で使っていた炭を入れて使うアイロンとか 井戸水をくみ上げる手動のポンプなどが並んでいた。
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どうやら鳥取県から士族が移り住んだのは明治17.18年頃のようで 最初に105戸 513人が移住したと書かれていた。
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今でも鳥取県とは交流があるようで、鳥取傘踊りがこの地にも伝えられている。
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驚いたのは渡邊数馬の仇討に助太刀した荒木又右衛門の資料まで展示されていたことだ。
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仇討成就後 鳥取藩主に乞われて鳥取へ移住したとされているから 無縁ではないと云うことなのだろう。
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ルンバに 荒木又右衛門の 資料まであると興奮気味の私に、「誰? その人」と素っ気ない返事をして素通り。
荒木又右衛門を知らないなんて そんなのアリなの?
「又右衛門だよ、鍵屋の辻で仇討をした又右衛門」と言っても 知らない物は知らないらしくて 高い壁が目の前にあるのを感じてしまった。