見て見ぬフリをしよう

病院の帰りにスーパーへ寄ってみたら、サンマが並んでいた。

例年より小ぶりのようだが、サンマ好きな私には見逃せない。

サンマは好きだが匂いに敏感で焼くときの煙が我慢できないルンバは見て見ぬフリ。

確か去年、金属製の七輪を買ったような記憶があったので、「よしっ、今日は俺が庭でサンマを焼く」と宣言し、何とか籠にサンマを入れさせた。

自宅へ戻り、着替えてソファーにゴロン。ウトウトしながら思い出したのがサンマのこと。

このまま寝てしまったら「サンマはどうするの」と責められるのが目に見えているのでヨッコラショと起き上がり、庭で準備を始めた。

初めて使う金属製の七輪に固形燃料を入れ着火剤をバラまいて何とか火を点けサンマを並べたのだがイマイチ火力が弱い。

どうやら固形燃料とサンマとの距離が離れすぎていることが原因のようだ。

マズイなぁ･････どうしたらヨカンベと悩み、苦心して燃料の位置を調節し何とか煙が上がるまでになった。



七輪での火力調整は難しくて身が網にくっついてボロボロになり、見た目は最悪だ。



それを食卓に並べて食べてみたら･････イケるじゃんと自画自賛。
いつもは食欲が無いのにバクバクムシャムシャ。

多分これに味をしめて これからは私が庭で焼くことになるのだろうか。

だから、できるだけサンマの前は素通りしよう。

食べたいけれど 当分は「見て見ぬフリ」だ。