無の境地

最近、チョコレートの新製品が いくつか発売されたとテレビの報道。

色々紹介された中に 私の秘密の袋に入っている 「焦がしミルクの何とか」と云うチョコレートもあった。

見たことのないパッケージが気になり つい買ってしまったのだ。

秘密の袋から目を背け、できるだけ意識しないようにしていたのに、テレビの画面にデンと映し出されたので、もう気になって仕方が無い。

結局袋から出して。一列だけパキンと折って口の中。残りは後日と思っていたのに気が付いたら全部消えていた。

だから今日は死ぬ気で頑張ってのジョギングだ。



一度だけ一周したことのある美原運動公園に車を置き、足慣らしのウォーキング抜きで、最初からジョギングだ。

脚か痛いとか筋肉が張るとか呼吸が苦しいとか、一切考えず「無の境地」で とにかく脚を動かし前へ、前へと進んだ。

コースの三分の二程度まで来ると、もうゴールすることしか考えなくなる。

最後はデヤーッと走って3.2キロ完走。



走れてしまえば どうと云うことのない距離だが、走っている最中は 本当にまぁ 色々と弱気なことばかりを考える。



チラリと「もう一周してみようか･････」なんて 恐ろしいことも考えたのだが、無謀な考えは捨てて車から一眼カメラを取り出して、公園の中を撮影して歩いた。



空が高い。



遠くに見える阿寒の山々にも もうすぐ雪が降るのだろう。