北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

永遠の浅見光彦

2018-03-18 11:22:08 | 日記
今朝 一番のニュースは 作家の内田康夫さんが亡くなったと云うこと。

あの文体が大好きで、私の文章の書き方も 内田先生に習ったことが多い。

最近は 新刊が出ないことが不満で 書店へ行くたびに(次を早く書いてよ)と思っていたのだが、3年ほど前に脳梗塞で倒れていたとは知らなかった。

推理小説なのに、読みながら何度涙を流したことか。

岡部警部も好きだったけれど、何と云っても33歳のまま年をとらないスラッとした長身のイケメン主人公 浅見光彦に 短足でポッチャリの このオッサンが入れ替わってページを繰る楽しさ。

車中泊旅の途中で軽井沢にある「浅見光彦倶楽部」へ寄ったのだが定休日で入られず外観の写真だけを撮って引き返したのを思い出した。

そうか・・・・・亡くなったのか。
私も最近体調が良くないのだけれど、今日は気落ちして 力が入らない。

我が家には内田先生の本が全巻「以上」揃っている。
「以上」と云うのは、同じものを旅の途中で買ったり文庫本になった時に買い足したりしたからだ。


先生は療養しながら短歌を詠んでいたらしい。

「思えども思い通りにいかぬ腕 なぜこのやまい なぜこのやまい」
「ぼくはまだ生きているのに心電図(死んでんず) 折れ線グラフの今は谷底」

最初の句は悔しさに溢れていて、次の句にはどうにもできない悲しみが感じ取れる。

そうか・・・・・亡くなったのか。亡くなってしまったのか。

本当に残念で哀しい。今日は 何も出来ない。何もしたくない。

内田先生、沢山 沢山 ありがとう。