北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

三角形の気持ち

2018-11-07 20:34:08 | 日記
誰も気が付かないと思うが、実は一週間程前から気持ちがどんどん沈んでいた。

前回の検査で採取した細胞の中に、悪性のものがあるかどうか調べてもらっていて、今日 その結果が知らされるのだ。

炎症の中には時として悪いものが隠れているらしい。

もしもアウトなら、また手術の宣告を受けることになる。

そうなると、身体は耐えられたとしても精神的に強さを維持できるか自信がない。

「もう一回手術ですね」と云われて素直に受け入れて「ハイ」と云えるだろうか。

もしかしたら帰り道、港から海へボチャンと飛び込むかも知れない。
(いや、海は無いな) と自分でも否定。泳げないからだ。

診察順は珍しく1番目。
待合室の椅子に座っていると始業のチャイムが鳴り、各診察室や処置室からスタッフが出てきて勢揃い。

一斉に「おはようございます」と声を揃えて挨拶したのには驚いた。まるでデパートの開店のようだ。

その元気な姿が「陰」状態にある私の気持ちをさらに暗くした。

診察室に呼ばれて、いよいよ宣告の時。先生の口調には明るさが無い。

結局、悪いものは見つからなかったが、まだ白血球が多くて炎症は続いているとのこと。つまり判決を延期されたと云うことだ。

「執行猶予と云うことですね」と云う私に「1月まで様子を見てまた検査しましょう」とのこと。

つまり○でも×でもなく、△と云うことだ。



病院を出て気分を変えるために いつもの理髪店へ。

「何か前よりもホッペが膨らんでいるみたい。顔が三角形になっているよ」と云われ、鏡を見たらナルホド 三角形に見えなくもない少しだけ笑顔の私が映っていた。