ベッドへ入る前、カーテンの隙間から外を見下ろすのが夜の習慣だ。
猫が1日に一度縄張りを確認する行動に似ていなくもない。
暗闇の中、電柱に付いている頼りない電灯の光が届く狭い空間の中、何かが生き物のように動いている。
雪だ。4月なのに雪だ。
本州では桜が咲き、花を愛でている人が多いのにこちらではまた雪。
翌朝、木の枝には雪の花が咲いていた。
ルンバは重ね着をした。せっかく暖かさを感じる日々だったのに急に気温が下がったからだ。
ルンバも雪かきには出ない様子。
その内、溶けるだろうと云う。
「溶ける派ではないからね」と私との違いを強調する。
「溶ける派」に入ると何かされると思っているのだろうか。
例えば、乳を揉まれるとか・・・・・
私はそんなことはしない。
希望者以外には・・・・・ね。
残念なことに希望者が出たことは無いけれど。