北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

ウッフン効果

2022-04-20 20:45:14 | ウォーキング
数日 体調が良くなかった。

昨日、気晴らしにウォーキングへ出たが強風に煽られて3分で戻った。
これじゃイケナイと思うのだけれど風に揺れる樹を見ているとその気になれない。

寝転がって読んでいた本が、駅伝を題材にした小説。
一生懸命気合いを入れて牽引してくれていた先生が転任してしまい、代わりに陸上部の顧問に指名されたのが運動とは無縁の美術を教える若い女性教師。

廃部の危機にある中、残された3人が奮闘し、金髪ヤンキーの暴れ者や頼まれると断ることが出来ない小心者などを説得して回り、何とか駅伝に必要な人数を確保しなければならない。

金髪ヤンキーは獲物を追いかけては暴力を奮う嫌われ者だが、足だけは速い。
それが絶対に手を出さないのが一人いて、金髪ヤンキーが恐れる程の秘密があるのかと思ったら、ただ怖くて逃げ足が速かっただけと白状する。

そんな人達が仲間や、美人教師の説得で陥落し入部。

まだ最後まで読んではいないので結末は知らないが、今日私をジョギングに導いてくれたのは、この本に書かれている駅伝少年の姿だ。


いつもの1キロ地点までウォークし交差点からジョギングに切り換えた。
緩い坂道をゆっくり上がったが前回の筋肉が少しは残っているのか辛さは無い。

何か良さそうな気配。
調子が良ければ、いつも走る1.6キロ地点にある交差点でユーターンしてみようかと企む。つまり3.2キロのジョグだ。
途中、ゴミ拾いをしている業者の方に出会う。

軽く挨拶して、1.6キロ地点に到達しユーターン。

足が上がらないので、まるでサンダルを擦っているような不快な音が足下から聞こえる。

起伏を乗り越えたら前方からオネエサマがウォークしてくるのが見えた。
ピッタリと下半身に張り付いたのは、私と同じストレッチパンツだろか。

ヒーヒー云っていた呼吸を修正し背筋を伸ばして余裕の表情を作る。
もちろん足を高く上げてサンダルのような音も消した。

微笑みを交し合って挨拶し、数秒で元のヒーヒーに。
できれば振り返ってお尻様を見たい所だがそんな余裕は無い。
ゴール近くにあるよつ葉の工場がまだ見えないからだ。

ゴミ拾いをしていた作業員は、高い所に上がってさっきより元気にテキパキと動いている。

きっと「お尻様」にウッフンされて「お疲れ様」とか云われたのだろう。

ウッフン効果って凄い。
富士山でも余裕で上がれそうな気がする。

3.2キロ地点からもう一度ユーターンしてみようかと悪魔が囁く。
無理だと天使が引き留める。

どちらの云うことを聞こうか・・・・・
迷いながら 力走❓は続いた。