北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

可愛い 子供のように

2022-11-08 13:12:03 | 日記
朝起きたら、いつもと様子が違う。
音のしない家。
いつも映っているテレビが消え、洗濯機の音もしない。

私は「お母さん、お母さん」と とても可愛い子供のように家の中を探し回る。

フト見たカレンダーに「病院」の文字。

そうなんだ、今日は病院の診察日だったのか。
静寂の理由が分かり少し安心したが、教えてくれれば良いのにと思う。
いや、教えてくれたけれど忘れたのかも知れない。

この年になると日々ボケているので「アレ、アノ人、アノ店」と「アノコレ会話」が増えてきて「アノ番組でアノ役をやった、何ていったっけ・・・・・頭が少しハゲていて・・・・・とにかくその人の息子さんがこの人」なんて最初から最後までわけのワカラン会話と戦いながら過ごしているので、家にいないと徘徊しているのではと不安になるのだ。

そう云えば今読んでいるのが若年性アルツハイマーに罹患した若い父親の物語。

母を亡くした小学生の子供と過ごす不安な日々と周囲の人達の支援と葛藤を描いている本。

最近ハマっているのが、この著者である青山美智子さん。描かれる家庭は優しさに包まれ、それが作者への妄想に拍車をかける。

彼女はきっと美人だ、優しくて美しい人に違いない。

検索したらきっと顔写真が出てくるだろうけれど、それはせずに妄想の中に仕舞っておきたいと思いながら、今もページを繰る。

お母さん、もう帰ってくるかなぁ・・・・・と思いながら。