昨夜半から雪が降り始めた。
低気圧が接近していて珍しい東風になるようだ。
予報降雪量は60センチ。60センチだよ、60センチ。
私の短い脚なら膝ぐらいにはなる。
朝、オンナ達は汗を拭くタオルを首に巻き「オンナのマタのチカラが凄いところを見せる」と云い残し、気合いを入れて玄関から出て行った。
オンナのマタのチカラとは努力の「努」のこと。
戦力にならない「溶ける派」の私とは目を合わせようともしない。
大体、オトコのマタにはそれ程のチカラは無い。バランサーが付いているので少しだけ高い所へ上がれる程度のものだ。
窓から頑張っているオンナ達の姿を見ていて仕方なく私も腰痛ベルトを巻き30分遅れで雪かき隊に加わったのだが彼女達の視線は冷たい。
雪は水分を含んでいてかなり重い。
それをスノーダンプに積み上げ隣の空き地まで無限とも思えるような気の遠くなる往復作業。
スリスリがスノーダンプからスコップに持ち替えた途端、ルンバは空いたダンプも片手に取って同時にスノーダンプを2台押し始めた。
凄い馬力だ。
呆れて見ていたらスリスリが「お母さんにはオンナのマタが2つあるからね」と云う。
「えっ・・・・・2つもあるの?そうなんだ。・・・・・今夜見せて貰おう」と云った途端
何故かスリスリはニヤリと嬉しそうな顔 (^^😉