私が小学生の時、先生は怖い存在だったし女の子の方が大きく強くて怖かった。
その女の子が「○○君ってイヤラシイ」とか言っているのを聞くと、イヤラシクしないように気を付け、その分無口になった。
スカートめくりなんて考えられない時代だったし、授業中に騒ぐと教壇からチョークが飛んできて廊下に立たされた同級生もいた。
だから私は「良い子」でいようと心掛けた分、先生の授業は真面目に聞くし成績も悪くは無かった。
オトコとオンナの違いは、単にチンチンがあるか無いかの違いだけだと思い、スカートの中を覗いてはいけないものだと云う認識はあった。「イヤラシイ」と云われたくないためだ。
中学生になって保健体育の時間、何故かいつもの男性教師ではなく女の先生が入ってきて体育館ではなく教室での授業が始まった。
いつも授業なんか聞いたフリしているガキ共も静かに授業を受けている違和感。
これは何? どうしたのだろうと思いながら女の先生の「オシベとメシベの花粉がくっついて受精し花が咲く」なんてオハナシを(そんなこと誰でも知っているのに)と思いながら聞いていたのだが今にして思えば、どうやらアレが性教育と云うものだったらしい。
私以外の同級生は、皆それを理解していたようだが私のようなイヤラシク無い生徒は(だからどうした)と思いながら無駄な一時間を過ごした。
私のようなボンクラには、きちんと実物を見せて説明してくれれば一発で理解できたのにと今でも思う。
オンナの先生がパンツを脱いで股を広げて教壇の上でパッカンし、「ここの穴にチンチンを差し込んで・・・・」なんて説明してくれたなら私は退屈な時間を過ごすことは無かったのにと今でも思う。