昨日、所用で帯広へ行っていたジュニアが帰って来た。
珍しい事に、手には私の好物である「いっぴん」の豚丼を土産代わりに持参。
喜んだのは私よりもルンバの方かも知れないが、ジュニアが家に寄ったのは私の検査結果を知りたいためだ。
それをすべて報告したのだが、「切り取ってしまえば治るんじゃないの」と まだ何とかなると思いたいジュニアを説得。
遠隔転移をしたと云うことは、がん細胞が血流に乗ってしまい あちらこちらに 未知の転移を起こしている恐れがあることを説明。
特に、血流の多い肝臓や肺、脳には転移しているかも知れないから手術はするだけ無駄だと説得。
と云うことで、多分次の診察で「抗がん剤を使うことにしましょう」と云われるだろうと云うことも。
抗がん剤を使うには、それが私のガンに有効に働くかはもちろん大事だが、私の体が耐えられるかも重要だ。
だから途中でギブする人がいるらしいし、私の友人は抗がん剤治療を終えて間もなく亡くなったりしている。
そのことをジックリ説明し「後を頼む・・・・ゴメン」と云ったのだが、あの やんちゃで口の悪いジュニアが何も言わず、私の肩をポンポンと優しく叩き 帰って行った。
私がもう一度「ゴメン」と云ったのが聞こえたのかどうかは知らないが、私の命がもう残り少ないのは察知してくれたと思う。