北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

そんなにするの

2024-10-06 19:55:57 | 日記
そろそろ冬支度をしなければならない。
暖房用にと数年前に設置したエアコンは、モタモタした温もりしか与えてくれないので寒冷地ではイマイチだ。

昔、京都のエアコンどころか扇風機も無いボロい寮にいた時、夏休みに入ったと同時に私一人が取り残され一斉に人が消えた。夏の暑さを知っている全員が故郷へ帰ったのだ。

それを知らない北国育ちの私は、体温超えの暑さを初めて体験し(こりゃぁ 死ぬなぁ)と皆より一日遅れで焦って北海道へ逃げ帰った。

以来、他の寮生と同じ行動をとるように心掛けた。
大阪万博なるものにも金魚の糞のように付いて行ったし、休日に「奈良へ行かへんか」と誘われた時も喜んで「行くでぇ」と、何とか関西弁らしきものをマスターしていた私はOKしたのだが、実は奈良までの距離感も交通手段も知らなかったので、ここでも金魚の糞で一時間もかからずに近鉄奈良駅に降り立った時にはかなり驚いていたものだ。

電車にも一人で乗られるようになった私は少しずつ成長し都会暮らしを身につけた。ダンジョンのような梅田地下街だって制覇した。

冬の入口に入った頃「買いに行くんやろ」と誘われ何を買うのかも知らず四条河原町の藤井大丸へ行き皆と同じものを買ったのだが、それが電気コタツだった。

内心では、こんなもの一つで冬を越すの?だったのだが、部屋には煙突や暖房器具が無いので仕方が無いかと思ったのだが、過ごせるんやでぇ。
京都の冬は電気コタツで充分なんや。

しかし、ここ釧路は違う。コタツなんかで冬を過ごせるわけが無い。
冬に備えて灯油ストーブのスイッチを入れてみたらエラーメッセージが出て点火しないことが分かった。

こりゃ困った。死ぬかもしれへん…じゃなかった 死ぬかもしれない。

調べたら17年前に購入したものだと分かった。

修理は諦めて購入することにしたのだが、店内に並んでいる灯油ストーブは30万円台がズラリ。安いのを探してキョロキョロしていたら店員の目にとまって10万円台の品を割引してくれて、ほぼ10万円。
外したストーブの引取りや設置工事費も無料。給油ホースも付いているし煙突の状態もみてくれると云う。

「在庫があるので明日交換できますけれど」と云われて即決。

帰宅してから居間の大掃除が始まった。

腰痛で動けないはずのルンバが腰を伸ばしてサッサカサッサカと動き回り、イヤミを云われ怒られながらも私は下僕のように働いた。10万円出したのは私なのに……

そして今日、ストーブの交換が無事に終わって綺麗な炎の見える新しいストーブの温かさを満喫している。

早速、明日の天気予報に霜注意報が出た。
そうだ、電気毛布を出さなければ……。

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