まだまだ風は冷たいけれど病院の先生からは運動許可も出たのでウォーキングへ出ることにした。
着替えていると奥の部屋でルンバもゴソゴソと動き出した。
しばらくすると私のよりは高級そうなウォーキングウエアに身を包んで登場。
夫婦なんだから当然「イク時は一緒」だと思っていたのに、どうやら自分のペースで歩きたいらしく「先にイッテ」と云い出した。
つまり「イク時は別々」と云うことだ。
何か・・・・・ツマラン。
久しぶりのウォーキングは、けっこう脚にくる。思っていた以上に足が動かない。
サボっている間に脂肪の陰にあった僅かな筋肉が落ちていたらしい。
振り返って見ると200m程後ろにルンバが現われた。
私のようなダラダラ歩きではなく、手を振ってグングン迫ってくる。
最近問題になっている煽り運転をされているような危機感に陥り、坂道や樹の陰で私の姿が隠れた隙を狙ってチョコチョコ走って距離を維持。
何とか頑張ったので追い越されることはなく、「イク時は別々」の夫婦は「帰宅も別々」だった。