SLを追いかけて

先月のことなので恐縮です。少し長いので さらに恐縮しています。

市内の郷土作家展の写真の部の作品が美術館で展示されました。
無料なので図書館へ寄った帰りに行こうと決めていた。
先週、同じ郷土の絵画展も行われていて感激し、今回は第二部の写真と書の展示。
最近、写真に興味を持ち始めた三十路の娘も行くと云うので久しぶりのデート（*^_^*）
昼飯は旨い蕎麦を食べようと約束していた。

11時過ぎに「SL冬の湿原号」が走るので 撮影してから美術館へ行こうと考え、10時過ぎに出ると伝えていた。
さて、お嬢様、丁寧にブラッシングを終え 目も大きくなり 唇も輝きを増したが なかなか立ち上がらない。
さりげなく「さあ、行こうか・・・」と声をかけるが 反応が鈍い。
見ると、ダイエットのために 昼は豆とヨーグルトしか食べない奥様も 蕎麦の魅力に勝てず同行すると云い こちらは寝癖もそのままに帽子で押さえて スッピンに口紅(驚)

「早くしないとSLが来ちゃうから・・・」と急かすと
「えっ、SLも撮るの？ 早く云ってよォ」
「だから、10時過ぎに出ると云って、さっきから声かけているのに・・・」と云いたいが、キレたら怖いのでモゴモゴ・・・・

必死に 車を走らせて ギリギリ間に合わないかと思ったタイミングで信号が赤。
停止したアンダーパスの上は線路。
仰ぎ見ると黒い煙が迫ってくる。
「SLだァ」・・・・頭上をSLが通過。
窓を開けて 連射モードで下から撮影。



「良かったネ 見られて」・・・(良くは無いし 間に合ってもいない・・・・涙)
青信号になって 渡った橋の上には、帰り支度のカメラマンがゾロゾロ。
「あら～ お父さんと同じような格好の人達が沢山いる」
「ホント 橋の上にも 川岸にも 皆カメラ持って」
(何で お前らは 楽しそうなの？ イライラを押し殺す私)
仕方ないので塘路駅まで先回りしてSLを撮るハメに。



塘路駅前にはバスが1台。SLでここまで来たツアー客を運ぶようだ。
コンデジを娘にも渡してSLを無事撮影。



車に戻ろうとするとSLから降りてきたツアー客が沢山。
どれもノンノとかフアッション誌で登場する雪国には不似合いなド派手な格好に 我が娘の3倍はありそうな大目玉のギンギラメイク(驚)
ナンジャこれは・・・・。観察してみると日本人ではなさそうだ。
日本へ行くので最新フアッション誌を参考にギンギラになっての来日のようだ。
娘も家内も口を閉じるのを忘れて見ている(笑)

美術館を出た後、奥様の指定した蕎麦屋へ
さて大ブリの海老天が載った種込蕎麦を注文。海老天+鶏肉+玉子の豪華版だ。
でも、向かいに座った女ども、カロリーが高いからと海老天の天ぷら部分を外し 海老だけ食す。
全く海老天の意味が無い。食べ終えた汁の上に天ぷらの衣が丼いっぱいに浮いている。
(何で海老天の入らないのを注文しないのか イライラ)

さて、店を出ようかと思ったら レシートを私に渡す妻・・・・・？
「バッグを車に置いてきたの」・・・・・(あっ、だから車を降りる時に バッグは邪魔だから置いていくと云ったのか・・・涙 涙 涙)