北海道でノンビリと

タブタブの何処かへ行こう を改題しました。
何処かへ行く機会も減ってきたので 北海道を楽しもうと思ったからです

愛しいアイツ

2018-06-10 21:49:53 | 旅行
そうだ、あべのハルカスへ行こう。
横浜のランドマークを抜いてビルとしては日本一の高さになった大阪にあるビルだ。

またも阪急に乗って梅田へ。

JR環状線に乗り換え天王寺で下車。探す必要もなく目の前がハルカスだった。


表示に従ってエレベーターに乗り16階で入場券を買って展望台へ行く高速エレベーターに乗り、気圧の変化を鼓膜で感じながら地上282mの展望フロアへ到着。



想像していた以上の高さに怯えながら、奈良の二上山や生駒山、大阪港などを眺めた。





下界を見下ろしていて気になったのが一心寺。以前マイフレさんが大阪城からの抜け道があると云う説もあるとか言っていた寺だ。



方角を見定めてエレベーターで地上へ降り、今度は徒歩で一心寺へ。

御朱印をもらい、寺の歴史を書いてある説明書を読んでいると大坂冬の陣、夏の陣では、この寺が家康の陣地となっていたらしい。





つまり大阪城からの抜け道があったとしても、秀頼がそれを使うことは出来なかったと云うことだ。

真田幸村が家康の陣地深くまで突入し、家康が自決を覚悟して家来に静止された場所がここと云うことだ。

そして道路を挟んで300m程北には、あと一歩と云う所で家康を責め切れずに撤退し、敵の雑兵に首を討たれた幸村最期の地である安居神社があった。





安居神社の境内に立ち、私の目に映ったのは以前観た映画のワンシーン。



家来を全部失い、落ち武者探しをしている敵の雑兵に見つかった時、幸村は最後までやることはやったと満足した顔で
「左衛門佐 幸村じゃ、その方の手柄とせよ」と云って首を討たせた映像だ。



あの役者が誰だったのか記憶にないが、不思議なことに台詞と映像だけは記憶に残っている。

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昨日は久しぶりに体調が悪かった。

妊娠したことは無いが、つわりはこんな感じなのかも知れないと思う程にムカムカと胃腸症状が続き、夕食は無理しても半分程度しか食べられなかった。

ウォーキング用にと「しまむら」で買ったウェアはサイズが合っているのに、あまりにも伸縮性のある素材で肌にピッタリと吸い付き、プックリを増幅しているように見えるので、いつになるかは判らないが痩せるまで着ることは無いと判断しタンスの奥に押し込んだ。

昨夜は久しぶりに眠剤を飲んだからか熟睡でき調子が回復したように思う。

様子を見ながらのウォーキング。
軽いニューバランスのシューズは気持ちも軽くしたようで3キロ以上もジョギングできた。

それにしても お腹は京都で歩き回った甲斐も無く元に戻ったようでマジで妊婦のように膨らんでいる。

そのまま下を見ても腹の陰で足先しか見えない。

普通に下を見ただけではアイツが見えないのでトイレへ行くたびに前屈みで探す。

もし居なかったらどうしようと思うのだが、引っ張ると出て来るんだよね。
愛しいヤツが。

ここは何処の神様じゃ

2018-06-08 20:58:51 | 旅行
近鉄電車で伏見へ行くことにした。
桃山御陵前で下車し、伏見大手筋商店街へ。





学生時代、この一つ北にある丹波橋で住み込みのバイトをしていたので一度だけこの商店街を歩いたように記憶しているのだが、この先にある歴史的にも有名な寺田屋や月桂冠へは行ったことが無い。



先ず、商店街にある喫茶店でモーニングセットを楽しみ、竜馬通りを歩いて寺田屋へ。







下戸なので黄桜や月桂冠の施設はチラ見程度で通過。





十石船が浮かぶ辺りは、あの鬼平犯科帳などでも使われた有名なロケ地なので、何処にカメラを置いたのだろうと想像しながらキョロキョロと歩き回った。









今度は京阪で伏見稲荷駅へ。

駅を降りた途端、沢山の人波に囲まれた。



伏見稲荷は外国人に人気の観光スポットとして4年連続で一位らしいが、とんでもない状態になっていた。



昔、家内と行った時には閑散としていた場所が、お祭りのような騒ぎになっていて全く落ち着かない。



外国人が日本の神様を拝んでも意味は無いだろうと思いながら、千本鳥居へ入るのを諦めて早々に撤退した。

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先月末、いつものコンビニへ行って私のお気に入りのT子さんのレジに並び会計をしたら、レシートに6月上旬新発売になるドリンク当選券が印刷されて出てきた。

T子さんに「6月に商品が来ますからレシートを失くさないで下さいね、ウッフン❤」と云われた。
本当に「ウッフン❤」と云われたかどうかは定かではないが、とにかくそんな感じだ。

先日、そのコンビニへ行って他の空いているレジを無視してT子さんのレジに並び会計したら、「あのドリンクが来ていますから持って行きますか?ウッフン❤」と云われた。

私は「強く言われていたから失くさないようにとっておいたよ」と云ってレシートを探し出して渡したのだが、本人の私が当選したことを忘れていたのに沢山いるお客さんの中で私に当選したことを覚えているなんて、それだけで凄いよね。

もしかしたら・・・・・これって・・・・・・・・・・愛 ❤❤❤?

出町ふたば

2018-06-07 22:07:05 | 旅行
出町柳行きのバスに乗った。

また鞍馬へ行くためでは無く、有名な豆餅を買うためだ。
前回行った時には、定休日でもないのに何故か休みで無駄足を踏んでしまった。

今度こそと云う強い思いで河原町今出川で下車し、店の方へ歩くと行列ができているのが見えた。

人気店「出町ふたば」は既に開いていて、その行列の後ろに並んだのだが鈍行列車より遅い人の流れは、一人一人が色々な種類を沢山買うからだ。



豆餅が売切れてしまわないかと心配になって店内を覗いたら、多分初めて店先に出たのだろう。若い娘が先輩の指導を小声で受けながら緊張の面持ちだ。

売り子は5人程いて、次々と客をさばいていくのだが私の前のオバチャンの注文はややこしい。

豆餅2つと●2つ、それに▲と▽を1つずつで、豆餅と●と▲を一つの包み、豆餅と●と△を一つの包みにして欲しいと、一度聞いただけでは私の脳みそでは理解できないことを言い始めた。

それを聞いたベテラン店員さんは、一瞬で理解して包みを示し、お客さんに確認させてOKをもらい、料金を計算。



思わず拍手をしたくなる程の手際良さだ。

さて私の担当は、偶然にも今日初めて店頭に立った娘さんだった。
顔が緊張で強張り必死さが窺える。

私は、色々と注文するのを控えて豆餅3つとヨモギ餅1つだけにした。
簡単だから初心者でも大丈夫だろう。



包装して料金を計算し、私に釣り銭を渡す時の「有難うございます」の時も顔が強張ったまま。
だから「大丈夫、3日もすれば慣れるよ。少し力を抜いて」と激励したら少しだけ笑顔になってくれた。



あれからもう20日は過ぎたから、彼女も今では堂々と店頭に立っているに違いない。
余裕の笑顔を浮かべてね。

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京都を毎日歩き回ってスニーカーを履き潰したので、真新しいスニーカーを箱から出した。
以前、テレビで芸人が「最高に歩きやすい」と絶賛していたニューバランスと云うメーカーのものだ。



ナルホド履き心地は良い。
靴と云う物を感じさせない程軽いし、フワフワ感はまるで空気の上にいるようだ。

少し歩いて見てその秘密は、足指の位置が凹んでいることにもあると実感した。

足指が地面を蹴りやすいのだ。
これならジョギングにも使えそうだ。

真っ白いゴム底が、あまりにも新品を強調しすぎていて恥ずかしいが、これを履いて私のウォーキング原点である春採湖畔に立った。



フワフワの感触を楽しみながらのウォーキング。



初めてランドセルを背負った子供の様にワクワクしながらの春採湖一周だ。








ひと月程京都へ行っていた間に、蕗が遊歩道を覆う程に成長していた。



道端でGo for the record のTシャツを着た見るからにスポーツマンタイプのガッチリした若者が屈伸運動をしていた。



Go for the record・・・・・記録の為に頑張るぞ 的な意味だろうか。

シューズの調子が良くて前を歩く若いオネエサンとの距離が縮まった。

私を軽快なスピードで走り抜いて行ったのはGo for the record だ。

そのガッチリとした姿が前のオネエサンを追い抜いたと思ったら、オネエサンが急に走り出した。

格好良い後ろ姿に一目惚れでもしたのだろうか。

それを見て私も自然に走り出した。オネエサンとの距離を縮めるためだ。

大丈夫、私にはフカフカのシューズがある。

オネエサンを軽く追い抜いて、今度は私の格好良い背中を見せてやるんだ。

後ろ姿ではGo for the record なんかには絶対負けない。

階段の上がり方

2018-06-06 21:48:24 | 旅行
今宮神社の南にある大徳寺は、臨済宗大徳寺派の大本山で寺域には多くの塔頭を従え茶の湯とも関係が深い。




(これが塔頭の中でも有名で内部公開されている高桐院です。この日は閉じていました)

この寺が誰もが知っている事件で歴史に名を刻まれたのは秀吉と千利休との関係によるものだ。


(これが勅使門です)

山門「金毛閣」を完成させた千利休の恩に報いるために、寺が山門上層に雪駄を履いた利休の木像を安置したことを、当時利休との仲が微妙になっていた秀吉が怒り、利休切腹の口実を与えてしまったのだ。


(これが金毛閣と名付けられた その山門です。上層に利休像が置かれたとのことです)

その利休像は、そのまま山門上に残っているのだろうかと気になったが一部の塔頭以外は全て非公開だ。


(これは仏殿です。参拝している人の姿が見えます)




※ 利休は最初、この寺の僧侶と共に磔刑にされるところを、秀吉の母 大政所のとりなしで僧侶は許され利休も磔刑から罪を一つ赦されて切腹に変更となったようです。
その代り、山門上に置かれていた利休像が磔刑にされたとのことです。

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テレビで病院の検査結果に異常が出ているデブ芸人を相手にトレーナーが石段の上がり方を教えている番組があった。

東京タワーの階段や神社への石段を使ったエクササイズだ。

急がず、ゆっくりと上(前)足に体重をかけて一歩ずつ上がるのがコツらしい。
これをマスターすれば富士山登頂も可能らしい。

下りる時も大切で、膝を傷めないように これもゆっくりと上の脚に体重を残したまま下の足にショックを与えないように降りる。

ナルホドと思いながらも半分はホンマカイナと云う気持ちを抱えて久しぶりに「まなぽっと」へ行った。



金刀比羅宮や鞍馬寺の石段に音を上げた私なので、トレーナーの説明は納得できるのだが正直に云うと半信半疑だ。

さて、上の足に体重を載せてゆっくりと階段を上がり始めた私。

急がずゆっくりと、いつもは辛くて息が切れている8Fも難なく通過。

(おっ、これは行けるぞ) と思った時には最上階の10Fに到達していた。



以前なら(もうダメ)状態で窓枠に座り込んでいたのに全然平気。
もう10Fぐらい上がれそうな気がする。





トレーナーって凄いんだね。
プロの云うことは聞くもんだ。



霧が押し寄せてきている街を見下ろし、膝を傷めないようにとのトレーナーの言葉を思い出しながら今度は下りの一歩を踏み出した。

玉の輿より あぶり餅

2018-06-05 17:53:49 | 旅行
初めて今宮神社へ行った。
その南側にある大徳寺へは行ったことがあるのに、すぐ近くに今宮神社があるのを知らなかったのだ。



この神社は、八百屋の娘から3代将軍家光の側室となり男子を産んで将軍の母となった桂昌院に縁があることから「玉の輿神社」と呼ばれるそうだが、すでにジェームスが弱っている私には関係の無いことで、私の目的は参道にあると云う「あぶり餅」





つまり信仰よりも餅に惹かれたと云うことだ。





「あぶり餅」のことは昔何かで知っていたと思うのだが記憶から飛んでいた。
それを思い出したのは望月麻衣さんの小説に登場したからだ。



それでとにかく「あぶり餅」

参拝した後、ヒョイと入ったのは南側にある「かざりや」



何しろメニューは「あぶり餅」だけなので「一人前」と云うだけで1分もしない間に目の前に皿が出てきた。



想像していたのよりは小さくてトロットロの柔らかさ。
これなら「二人前」と云えば良かったと後悔しながら初めて口の中へ。



(おおっ、旨い) 微かな味噌風味が効いていて口の中で溶けた。
サービスで出された冷茶とも抜群の相性だ。



良いなぁ・・・・・京都。
縁台に座り微かな風を浴び、歴史を感じながら「あぶり餅」を楽しんだ。