高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

世界に向けて

2006年04月22日 22時08分00秒 | 友人

今日はいつもお世話になっている、富田林在住の「W」さんが来てくれた。彼は私より5,6歳若い人だが、すばらしい事業をされている。以前はデパートの工芸部門を20年近く担当されていたが、早期退職後、自分で古布や骨董などを海外向けに扱うサイトを立ち上げ大成功されている。 その中の経験から「世界には古布、骨董以外にも日本の良いものが欲しいという要望がたくさんあるので、日本の職人を尋ねるサイトを作りたい」http://www.tourjartisan.com/ そんなことからお知り合いになりました。

数年で日本を代表するようなサイトを立ち上げた割には、やり手とか切れ者というようなギラギラする雰囲気は微塵も無く、物腰の柔らかい、おっとりとした方である。以前お話した時に とても印象的なことを言われた。「私は古布を扱う事、インターネットをすることが出来た事、英語が使えた事、この三つを合わせることでここまで来ました。古布とネットを 又はネットと英語を 古布と英語を という二つの組み合わせが出来る人はたくさんいるんです。でも、三つを組合すことが出来る人は本当に少ないんです。」もちろんこのこと以外に弛まざる努力と、よきパートナーの力添えなど多くのことが彼をここまでにしてくれたのだろう。三つのことを合わせることでオリジナルなことになるんです。 大変興味深い言葉だと思います、これからもいろいろと教えてくださいね。

Wada 前日、「W」さんの奥さんと娘さんが尋ねてきてくれた。手前の娘さんは中国語と英語を自在に使って、将来世界に向けて何かすばらしい事業を起こしていくのだろう。

奥様を一目見て私はファンになってしまいました。「W」さんと同じく、控えめな雰囲気の中に優しさと品が漂うきれいな方でした。やはり、夫婦というのはバランスなんですね。人間的にも同じようなレベルの人が引き合うんだと思います。

竹工房オンセ

コメント (1)
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