高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

面接

2007年01月11日 17時17分41秒 | 後継者育成

_mg_6476 昨日に続き、本日も面接をした。昨日はインターネットの事務をして頂くということでお話をさせてもらった。まだ、オープンしたばかりなので、ネットの部分の事務仕事はそんなにあるものではないが、春になり、今の催事などが忙しくなってから人探しをしたのでは、とても追いつかない。今のひまな時期にある程度教え込んでいかなくはならない。今年は本当にネット部門を本格的に育てようと思っているので、まず、その要になる人作りから始めよう。

プライバシーの関係で面接にこられた方の写真を載せるわけにはいかないので、最近プロのカメラマンにとって貰った私の写真を載せておく。(自分でもとっても気にいっている。)

今日、面接にこられたのは今年の「竹の学校」の生徒さんだ。1年間職業訓練校で竹を勉強して、これから竹細工で生活していこうと考えている方たちだ。しかし、竹細工の職人の置かれている地位というものは非常に低く、収入的にも大変厳しいものがある面接でも「技術を覚えるまでほとんど収入になりませんよ!」「金銭面だけ考えるのであれば、他の職業を探した方が良いですよ!」とくどいほど言ったのだが、それでも竹細工がやりたい様だ。

別府竹細工というものは世界に誇れる技術であると常々思っているが、若い人達が職業として選んでも胸を張って言えるような待遇に変えていかなくてはならないとつくづく思う。そのためには遠回りでも正直に誠実に作品作りをしていくしかない。私の工房に入って3年、5年と経って、本当に良かったと言ってもらえるような環境を作っていくことが私の仕事だ。

竹工房オンセ

コメント (2)
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