不二家の賞味期限切れの問題から、次から次へと問題が出てくる。私が小さいときは不二家のハンバーグを食べに行くのが一年に一度の夢の時間であった。柔らかくてジューシーで本当に美味しかった思い出が一杯だ。ペコちゃんを見ると子供の頃を思い出す。
ここ、九州展でも偽装表示の問題が浮き上がった。東京の真珠屋が大分県産を偽って出店していた。お客様の電話でデパートが騒然となり、あたふたとしている。別に怪しいまがい物の真珠を売っているわけではないので、小細工をする必要は無く、正々堂々と所在を明かにした売り方をすれば良いのだ。それを、大分県産と偽って九州展に出店することがオカシイ。
いつも言っていることだが、竹ハンドバッグでも中国で作ったものを平気な顔をして国産と偽って販売している業者を見ると情けなくなる。中国製品が悪いわけではなく、正直に中国物は中国物として安く販売したら良いと思う。それを国産品として偽って、高い値段で売ろうとするからおかしくなる。人間性の問題なのだが、そんな業者を見ていると本当に情けなくなる。自分の作品を自信を持って適正価格で正々堂々と販売できるのが良いのだが、つい、ちょっと安く見えるまがい物に目先が言ってしまうお客にも問題がある。お客さんにも、本物を見る目を養ってもらえるように啓蒙するのも我々物作りをする職人の仕事なのだろう。