いのちがみえるよ

絵本を読みました。
ちょうど、先週クラスのある子のお母さんが無事妹さんを出産したのです。
予定日より二週間おくれだったようです。

ふだん元気な子なのですが、やはりお母さんの出産前後、不安になったのか、
毎日給食前になると、吐き気を訴えます。
毎日必ずその時間なのです。まるでつわりみたいに。

でも、給食を食べだすとけろっとして元気になります。
不思議でした。

出産後、本人も安心したのか、その症状はなくなりました。

いい機会だなあと思って、いのちのことを学習しようと思いました。
「いのちがみえるよ」という絵本は、盲目のお母さんが無事出産し子育てをする話です。
赤ちゃんの顔も見えないけれど、抱っこしたり、においをかいだり、うんちを手で触ったり、時には口に入れたりして、その様子を感じとります。
そして、言うのです。「いのちはみえるよ」と。

出産までの大変な毎日、命がけの分娩、そして、幸せ気分に満ちて子育てをする毎日。
みんな、自分のお母さんのことを思いながら、自分が生まれてきたことを振り返ってくれたことでしょう。

「いい絵本だったね。」と言いに来てくれた子がいました。
みんなで、一言メッセージをクラスの出産したお母さんとその子どもに描いてもらいました。色紙にはって、お母さんにプレゼントしました。とっても喜んでくれました。