森博嗣『ナ・バ・テア』(中公文庫)を読んだ。
None But Air。空気以外には何もない。
スカイ・クロアに続く第二弾。
今巻の主人公は、前巻の主人公カンナミの上官、草薙水素。噂に聞く、天才パイロットであるティーチャと出会い、一緒に飛行し、標的を墜とす。
戦闘機パイロットの視点で鳥の飛び方をみると参考になるところが結構あるんだろうか。
2種類の戦闘機のどちらが良いかという議論をティーチャと草薙している場面で、ティーチャが乗っている飛行機の方が重い分、上から下へ急降下するスピードが早く、標的を狙いやすい、軽い戦闘機は水平移動のスピードは早いがそれは逃げる側にとって有利なだけで、攻撃する側にとっては前者の機能が高い方が良いということを話している場面がある。
それをティーチャ、草薙が鳥が急降下する動きを見ていっていた。