自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
哲学・ビジネス・雑記・洒落物など等

石田衣良『IWGPⅣ 電子の星』

2006-04-03 18:40:37 | 小説

石田衣良『池袋ウエストゲートパークⅣ 電子の星』(文春文庫)

を読んだ。前作『IWGPⅢ 骨音』も面白かったのだが、こちらも面白かった。石田衣良はこのIWGPを含め、アキハバラ@DEEPなど今の時代の一部をうまく表現する内容の小説が多いね。

●コンテンツ

1.東口ラーメンライン

ラーメン屋を起業した元池袋ギャングの

兄弟からの依頼。

2.ワルツ・フォー・ベイビー

上野ギャングの元ボスの父親からの依頼。

3.黒いフードの夜

ある日真島家が営む果物屋にビルマ出身(現ミャンマー)の子供がやってきて話を聴き、放っとけず、マコト自身から行動。

4.電子の星

田舎から出てきた負け犬少年から

連絡取れず、行方不明の友達を探して欲しいと頼まれる。

など4つの物語で構成。

コアの登場人物は主人公の真島マコト、

それと最低限のコミュニケーションで

話が成立する仲間、

池袋ギャングの王様タカシ

やくざの中間管理職サル。