石田衣良『池袋ウエストゲートパークⅣ 電子の星』(文春文庫)
を読んだ。前作『IWGPⅢ 骨音』も面白かったのだが、こちらも面白かった。石田衣良はこのIWGPを含め、アキハバラ@DEEPなど今の時代の一部をうまく表現する内容の小説が多いね。
●コンテンツ
1.東口ラーメンライン
ラーメン屋を起業した元池袋ギャングの
兄弟からの依頼。
2.ワルツ・フォー・ベイビー
上野ギャングの元ボスの父親からの依頼。
3.黒いフードの夜
ある日真島家が営む果物屋にビルマ出身(現ミャンマー)の子供がやってきて話を聴き、放っとけず、マコト自身から行動。
4.電子の星
田舎から出てきた負け犬少年から
連絡取れず、行方不明の友達を探して欲しいと頼まれる。
など4つの物語で構成。
コアの登場人物は主人公の真島マコト、
それと最低限のコミュニケーションで
話が成立する仲間、
池袋ギャングの王様タカシ
やくざの中間管理職サル。