南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 





 17日のクライマックスシリーズファイナルでヤクルトに敗退したあと、辞任を示唆していた巨人・原監督の勇退が今日、正式に発表された。

 さみしい…。
 この一言に尽きる。

 '70年代生まれの自分にとって、巨人の監督のイメージは長嶋茂雄(終身名誉監督)であり、原辰徳のイメージは巨人の4番打者だった。
 しかし、いま、誰が何と言おうと、巨人の監督は原辰徳だったと思う。

 前任の長嶋監督から禅譲という形で引き継いだ巨人の監督という、球界の中でも最も大きなプレッシャーの中、通算12年間も指揮を執り、優勝7回、日本一3回の成績は素晴らしい。言うことない。
 WBCも制覇し、世界一にもなった。
 まさに名将中の名将といっても過言ではないだろう。


 会見で「肩の荷が下りて久しぶりにゆっくり眠れた」と言っていたが、本当だろうと思う。
 まだ57歳。また、そう遠くない将来に帰ってくることもあるかも知れない。それまではゆっくり休みつつ、また磨いていてください。




 ところで、原監督がいなくなったいま、巨人の監督は誰がふさわしいだろうか?
 有力候補としては、江川卓、川相昌弘コーチ、斎藤雅樹コーチ、岡崎郁2軍監督、高橋由伸兼任コーチ、そして桑田真澄、吉村禎章、松井秀喜…あたりだろうか? 

 賛否もあるだろうが、個人的には「江川」監督を見てみたい気がする。だが、いままで何度となく候補に挙げられながらも、実際に声が掛かったことはなさそうだ。それに江川には入団時のトラブルから「絶対させたくない」という巨人OBもいるようだ。それに、一度、阪神に入団してから巨人に移籍してるから、厳密には“生え抜き”とは言えないし…。そう考えると、いわゆる“清武の乱”の時にヘッドコーチか助監督として入閣していたらと悔やまれる。
 「川相」コーチならば堅実そうな指揮をしてくれそうだ。原監督の代行をした時にもその指揮能力が証明されている。しかし、やっぱり地味で華がないとも言える。晩年、喧嘩別れする形で中日に移籍したことも影響あるかも。最近の巨人の選手のバントがボロボロになっていることからも、もう1度2軍監督をして若手を鍛える方が望ましいかも。
 「斎藤」コーチは人が良すぎるような気がする。やっぱり上に立つ人は厳しさも持っていないといけないし。
 「岡崎」2軍監督はやっぱり2軍監督かヘッドコーチまでかと思う。
 「高橋」にはいつか巨人の監督をやってほしいが、いま、いきなりさせるのはかわいそうだろう。40歳にはあまりに荷が重過ぎる。まだ現役でプレイできるだろうし、今年は代打成功率も高かった。左の切り札も他にいない(来年は阿部がその役目になるかも知れないが…)。まだあと2~3年は(兼任)コーチとして指導者の勉強をしてから監督をやってほしい。
 「桑田」はいままで何でコーチをしないのだろうという印象。まずは投手コーチとして段階を踏んでからか? 将来的には監督をやってほしい1人。
 「吉村」はコーチ経験も豊富だし、主力選手から靭帯断裂というどん底までを経験したことで、選手の気持ちを汲むことができる監督になりそうな気がする。しかし、やっぱり地味か?
 「松井」は当分はアメリカから日本に戻る気はなさそうだ。ニューヨークヤンキースで打撃コーチをする方が本人の希望に沿っているかも知れない。巨人ではおそらく監督はおろかコーチにも就かないように思う。

 うーん、誰がなるんだろう?
 諸問題が片付けば「江川」が筆頭候補足りえるが、やっぱり「高橋」につなぐために、2~3年くらい「川相」監督が指揮を取るのが一番現実的かな?




 ところで、巨人以外でも監督就任のニュースがあった。
 阪神では金本新監督が、そして横浜はラミレス新監督が就任するんだそうだ。

 阪神は意地でも掛布にはさせるつもりはないんだなあ…。
 金本は厳しく指導できそうな気がするが、阪神の選手がどこまでついていくかな?

 ラミレスは中畑の広告塔路線を引き継いではくれそうだが、勝てるチーム作りをできる手腕があるかな? 選手としてのラミレスの成績は言うことないが、指導者としてはちょっと未知数だ。いいコーチをつけて脇を固めないととんでもないことになりそう。でも、なんか期待してしまうな…。

 巨人と違って外様でも簡単に監督になれる他球団がうらやましい。
 でも、伝統を守り続ける巨人もいいけどね。


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■今日の行動
 仕事
 庭いじり

■今日の買い物
 明林堂書店
 くらし館

■今日の献立
 朝:なし
 昼:お手製弁当
 夕:すき焼き

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