南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 







 私が子供の頃は、遊びといえば外でしたね。

 三角ベース(手打ち野球)、ドッジボール、鬼ごっこ、滑り台おに、警泥(けいどろ)、缶けり、グリコ、インド人の黒んぼ※(だるまさんが転んだ)、六虫(ろくむし)、天下(てんか)、ビーロン(ビー玉、鉄ビー)、パッチン(メンコ)、ブランコでの靴飛ばし、コマ…。

 ※当時の子供の遊びの名称なので、あえて記載しています。

 上の遊びの名称を見て「?」って思う方もいるかも知れません。
 私は子供の頃は大分にいたので、大分にしかない独特の遊びもあるかも知れないですね。


 確かにゲーム&ウォッチやファミコンもあったけど、そんなものよりも外で友達と遊ぶ方が数十倍は楽しかったし。





 その中で最も印象深いのは「コマ」ですね。

 当時、自分のいた大分市の小学校ではコマが大変流行っていました(男子限定)。
 休み時間になると、みんな校庭で友達と喧嘩ゴマをやってました。

 さすがに場所や名前は忘れてしまったけど(昭和通の北側方面だったような…)、コマを作ってくれる工場(こうば)があって、自分でデザインしたコマの図面を持ち込むと職人のおじさんがそれどおりに作ってくれました(「それは無理だな」と断られることもあった)。
 世界に1つの自分だけのオリジナルコマ。
 簡単に言えばオーダーメード。大人になった今でも、スーツですらオーダーメードで作っていないのに、小学生の時に…。贅沢だなあ(笑)。

 コマの形でいろんな名称があって、リンゴ、うんこ、富士山、エベレスト、坊主とか…。
 あえて半分だけ削ってもらって、練習台としたものもありました。「けっくり台」とか呼んでいたかな。

 芯も普通の丸い(円柱状)ものもあれば四角い(立方体)もの、そして「マサカリ」と呼ばれる刃のようになったもの。
 マサカリはうまく回らないけれども、友達のコマを割る(あるいは欠けさせる)のには適していたんだよね。逆に言えば、自分のコマが割られることも。友人の攻撃で、リンゴコマの茎の部分が欠けた時は悲しかった…。




 そういえばこんな思い出も。

 学校のルールで、コマで遊ぶことは禁止ではなかったが、コマで穴が開くと体育の授業で躓く恐れがあるため、校庭のトラックコース内だけは禁止されていました。

 6年生だったある昼休み、私たちがトラックコース内で遊んでいると勘違いした女性のM先生が「コラ。そこ、コース内はダメでしょ」と言われたので、ちょっとムッと来て「ここはコース内じゃありませーん」と言い返したら、間違いに気づいた先生はムッとしながらも職員室に戻ろうとしました。

 「やった、勝った!」と思った私は、友達と一緒に「はぁ、ちゃんとルール守ってるのに、うるさいな~」と口走ってしまいました。
 しかし、先生にそれが聞こえていたらしく、「何よ、その口のきき方!『うるせー』って。あなた何年何組の誰?」と言われ、それに答えると、それから5分と経たずに教育指導の男性のU先生が飛んできて、「6年×組の○○はどこだ?お前か?」と耳を引っ張られ、コマを没収され、職員室に連れていかれました。

 職員室で正座をさせられ、M先生とU先生から説教を受けている間、私の担任のH先生はニヤニヤしながら私を見ていました。そしてH先生が「まあまあ、先生。もう昼休みも終わるし、○○には私が後できつく言っておきますので、この辺で勘弁してやってくれませんか」と言って、「ほら、掃除の時間が始まるから早く行け」と解放してくれました。

 放課後、「○○、お前も要領悪いなあ。前見て謝っておいて、後ろを見てベロ出しとけばいいのに」と没収されたコマも返してくれました。


 なんか懐かしいこと思い出しちゃった。

 実家に帰れば、コマは残ってるかなあ?
 もう捨てちゃったかな。

 あの頃は楽しかったな…。

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■今日の行動
 仕事

■今日の買い物
 スーパーキッド

■今日の献立
 朝:なし
 昼:お手製弁当
 夕:シイラのムニエル

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